住吉区KANA-HOUSE ロックウール吹込み気密測定から完成見学会前まで
さてさて・・・・
本日は2020年3月11日。。。
前回のブログ、11月29日にロックウールを施工した時から現場ブログは更新できておらず・・・交信もできておらず(笑)
なんてことを言いながら。
3月14・15日と完成お披露目会があるんですよね。うん。
SNS告知だけですが、14日はもう16時しかあいてない・・・
15日は12時・14時・15時・16時しかあいてない。。。
ホント有り難い限りです・・・💦
なので見に来てもらう前にどうしてもブログをアップしておかないとまずいなと思い・・・
今夜頑張ります!
内部の天井のロックウール施工も終わり。
↑
その続きから!
外壁の耐力壁(モイスも張り終わり)ついに本チャンの透湿防水シートを張っていきます。
今まで雨を守ってくれた、少しだけ安い(と言っても別に普通に使える)透湿防水シートをめくり
デュポンのタイベックを張っていきます。
換気扇のダクトの所には、こんな感じで専用の部材を取り付け。
目次
- 1 外壁の透湿防水シートの施工方法
- 2 外壁通気工法
- 3 高性能グラスクール施工
- 4 外周部のコンセント回りの気密処理
- 5 気密測定
- 6 室内防湿シート工事
- 7 構造見学会を開催
- 8 吉野杉のフローリング張り
- 9 屋根と化粧破風工事
- 10 天龍焼杉工事
- 11 リビング畳
- 12 内部建具枠取付け
- 13 天井下地作成
- 14 雨どいはガルバリウム鋼板で
- 15 外部コーキング処理
- 16 階段加工
- 17 石膏ボード施工
- 18 ダイニングカウンター設置
- 19 ロフトの手摺の高さを設定
- 20 ウォークインの家具製作
- 21 外部足場解体
- 22 ウッドデッキ施工
- 23 珪藻土クロス工事
- 24 コルクタイル仕上げ
- 25 電気工事仕上げ
- 26 衛生機器取付け
- 27 既製品のキッチン引手をステンレスバーから木の引手に交換
- 28 タイル工事
- 29 造作建具工事
- 30 完了検査
- 31 美装工事
外壁の透湿防水シートの施工方法
サッシの下に先につけたシートを、透湿防水シートの前に出します。
透湿防水シート。
長さは1mなのですが、これを一人で張るのは結構大変。
どうやってるのかなぁと思ったら、こんな道具あるんですね!
これがあったら一人でもできそうですね♪
タイベックを張る前の配管回りの防水テープ。
タイベックを張った後の配管回りのは日本住環境のドームパッキンを使って防水処理。
細いCD管とかの周りは日本住環境のゴームパッキンを。
外壁通気工法
外壁は縦張りの天龍焼杉施工。
なのでしたの通気胴縁は横胴縁。
横胴縁にした場合通気が確保できなくなるので、こんな感じで通気加工をした材を使います。
外壁通気工法の役目は、また別のブログで今書こうとしてますので書いたらここにも添付しますね♪
しかし!!
この通気胴縁の通気加工・・・
実はちょっとミスったんですよね・・・・💦
なにか?
この通気加工をしたところから外壁の隙間に虫が入らないようにするためにこんな感じで防虫網を付けるんですよね。
この防虫網。
弊社ではいつも、上棟テクノさんの商品を使うのですが・・・・
通気加工の深さが薄かったので・・・
この金物を付けると、ほぼ通気で来てないんです・・・・
で解決策はというと・・・・💦
ステンレスの網を買ってきて、自分でチョキチョキして通期の穴全てに張るという地味な作業・・・・
このためにわざわざ鈑金ばさみも買っちゃいました(笑)
次は絶対に通気加工をもっと大きくしようと心に決めました・・・・
高性能グラスクール施工
天井のみロックウールの吹込み断熱施工で、壁は高性能グラスウールを大工さんに施工してもらいます。
こんな所はどっちでもいいのですけども、一応CD管の中にも配線の隙間埋めにグラスウールを詰めてます(笑)
サイズが合わない時は、こんな感じでちょっとカットしたりします。
外周部のコンセント回りの気密処理
こちらも日本住環境さんの製品。
バリアーボックスを使用!
これが必要な理由はこちらから♪
↓
必要なのは外周部だけですよ♪
ここまでしなくてもいいのはわかってますが・・・・
バリアーボックスに通した配線の隙間をコーキング埋め・・・・
念のため(笑)
これはいるのかいらないのかわからないけど、一応バリアーボックスの手前の隙間にも一応断熱材を詰めてます。
細い隙間も、きっちりと!
トイレの手摺の下地やペーパーホルダーの下地は外周部に付く場合先に下地を埋め込みます。
その場合、断熱材はキッチリと切りかいで入れますよ♪
気密測定
お客さんに気密測定って必要なの?って聞かれたことがありますが。
個人的には絶対に全棟やった方がいい。
前の家が気密測定をしてC値0.5やったのであなたの家も0.5は出ますよ!
なんていうのは僕はダメやと思いますw
なので毎回気密測定はやってますよ♪
こちらも日本住環境さんに依頼して測定。
そして気になる測定結果は・・・・
はいw
お決まりの詰まっちゃった(笑)
かなりうざいですよね(笑)
こんな工務店頼みたくないですよね~
で結局の所測定結果は!?
おぉ~、C値0.2㎠/㎡
今までで一番いい数字♪
電卓で正確に計算してみると!
なんと!!
0.19!!
イグ(19)ですw
みんなが頑張ってくれた結果が数字とし出ると、次につながりますよね♪
なので気密測定は大事な作業の一つですよ!
室内防湿シート工事
袋なしの裸のグラスウール施工のあとは、そのグラスウールに湿気が入らないように防湿シートを施工します。
室内側の配管回りも日本住環境さんのドームパッキンを使用。
2階の断熱材施工。
色が違うのは、同じマグさんの断熱材なのですが、最近黄色から白に変わり・・・
前回の現場で少し残った断熱材があるのでそれを使っているからw
数値的にも全く変わらないので問題はありません♪
防湿シートの天井裏部分は、防水テープだけで押さえてしまうと、何年か後に捲れてる可能性があるので、ちゃんと木で押さえたほうがいいんですよ♪
細かいですが、こういった所もきっちりと!
外部のボード気密だけでC値が0.19取れてたので、内部もこれだけきっちり仕上げてたら最終C値はもっと高いと思う♪
構造見学会を開催
スタッフが辞めて一人なのでバタバタですが、やはり構造見学会はしないといけないと思いやりましたよ!
前日大工の米倉君(奥)と藏堂のぐっさん(手前)がお手伝いをしてくれました(涙)
持つべきものは友達ですよね💖
この二人は、僕が大工の職業訓練校に行ってた時の同級生!
年はちょい僕がパイセンやけどw
ホント助けてもらえる仲間がいてて幸せでございますw
そして構造見学会当日。
6組ぐらい来られたと思います(ちょっと忘れました・・・・💦)
吉野杉のフローリング張り
いつも床材は吉野杉のフローリングを張ってます。
まず梱包をあけて全部検品をします。
無垢のフローリングは、既製品とは違い1つ1つ杢目も全然違います。
それをきっちりと仕分けします。
床の割付をして、張っていきます。
屋根と化粧破風工事
屋根はガルバリウム鋼板の縦平葺き。
破風板はもガルバリウムで巻いてます。
ここを木で仕上げる会社さんもありますが、今後のメンテの事も考えて少し高いですがガルバリウムで仕上げてます♪
天龍焼杉工事
今回初めて使う外壁材。
天龍焼杉。
天然の杉の板を、静岡県で焼いてもらいました。
↑
一応焼杉を張った場合のメリットデメリットを書いたブログもあります♪
焼杉って、この写真を見ると焼き過ぎやろ!!って思うでしょ(笑)
そう、焼き過ぎぐらい焼いた、天龍焼杉なんですよ♪
ちなみに長さは3mと4m。
縦方向にどこかで継がないといけないんですよね。
わかりにくいですよね・・・💦
縦で継ぐときはそぎ継ぎといって斜めにカットして継いでます。
実はこれ。
2013年に高知県に行った時に見た、中村好文さん設計の伊丹十三記念館でやってたのできっちりとパクってます💖
当時3歳の娘ももう・・・今年10歳になります♪
早いな~(*´з`)
ってどうでもいい事もかいてみたり‥‥
この伊丹十三記念館を設計した中村好文さんがどんな方か知りたい方はこちらのブログで。
そぎ継ってどんなの?
焼杉の板がありますよね。
その焼杉の木口を斜めに切ります。
斜めに切ると木の素地が見えてくるのでそこは黒のオイルフィニッシュで塗装します。
こんな感じに仕上がります。
1枚づつこんな加工をするというとても大変な作業を大工さんにしてもらっています・・・・💦
丸配管がある所は。
こんな感じでちゃんと丸く穴をあける道具を使って加工。
綺麗に丸くとれた♪
皆さんは完成しか見ないかもしれませんが、大工さんはこんな感じでかなり手間暇をかけてくれてるんです💖
ホント感謝しかありません!
外壁の通気された空気は屋根の棟で抜けるようにしてあります。
玄関の軒天は、桧の羽目板張り。
外壁の真っ黒に一部木の自然な色が入ると少し締まっていい感じになります。
リビング畳
KANA-HOUSEはリビングに畳を敷くという事をやってみました♪
一旦番号を付けて仮敷き。
吉野杉とこの国産イ草との相性を早く見てみたい♪
内部建具枠取付け
玄関ドアの内枠。
こんな感じで先に組みます。
組んだまま現場で設置。
収納の鴨居と戸当たり。
ここら辺も既製品ではないので、監督(私)が加工図を書いて作ってもらいます♪
天井下地作成
天井のロックウール。
結構重たいので重力で下がってきます。
ちゃんとこんな感じで木で押さえていきます。
これが天井の下地にもなります。
雨どいはガルバリウム鋼板で
雨どいはいつもお世話になっている、タニタハウジングウェアさんのスタンダードを使用!
なんといってもこの、受け漏斗(じょうご)の形が好き♪
シュッとしてて、建築を邪魔しないこのすっきり感!
こういうの大事ですよね!
そして塩ビの樋とは違い、長持ちします!
塩ビより少し高いですが、今後のメンテナンスを考えると絶対にお得だと私は思います!
もうタニタさんの雨どい以外考えられないです(笑)
外部コーキング処理
排水管・換気扇の配管回りのコーキング処理をします。
階段加工
今回も階段材は吉野杉で作ってもらいました!
階段ってどうやってできるかあまり見ることないでしょ?
こんな感じでできてるんですよ♪
石膏ボード施工
だいぶと家の形になってきましたよね♪
勾配天井の石膏ボード。
これは一人で張るのはかなり大変・・・・
やはり、ここら辺は2人いてないと仕事がはかどらないかな~
一部トイレの天井は小幅板の羽目板張り♪
ダイニングカウンター設置
柱にくっつけずちょいすかしw
クロス前にカウンターのクリアオイル仕上げ。
ロフトの手摺の高さを設定
実際に座って高さを感じて、これぐらいがちょうどいいという寸法で決定♪
ウォークインの家具製作
外部足場解体
足場をばらす時って外部の全貌が見えるのですごく楽しみな日なんですよね!
ただ。。。
この日はどうしても立ち会えず・・・
足場やさんから写真をもらいました。。。
ウッドデッキ施工
裏に小さいウッドデッキを製作。
吉野杉の黒芯の材を使ってウッドデッキに。
まずはウッドロングエコで塗装。
数分置くともう変色してきましたね♪
ウッドデッキの下地は、桧で作って足元は腐らないようにステンレスのアジャスターを取り付け。
土間にアンカーを設置。
下地を組んで。
デッキ材の取り付け!
小さい階段も設置♪
これでウッドデッキも完成!
珪藻土クロス工事
石膏ボードの角はよく当たりそうなところはコーナー材を入れます。
石膏ボードのジョイントはパテで埋めて平滑に。
ビスの頭も埋めます。
珪藻土クロスは通常のビニールクロスと比べると渇きも早いし、綺麗に張りにくいんですよね。
綺麗に張ってくれてます♪
コルクタイル仕上げ
藏家では洗面やトイレはコルクタイルをお勧めしてます♪
↓
電気工事仕上げ
クロスが終わったら、電気屋さんのスイッチや照明の取り付け工事。
衛生機器取付け
水道屋さんが最終衛生機器の取り付けをしてくれます。
既製品のキッチン引手をステンレスバーから木の引手に交換
今回久々に既製品のキッチンを使う事にしたのですが。
通常のままだと味気ないし、木の家にあまりあわない・・・・
なので、せめてキッチンの引き出しの引手だけでも木に変えてみました♪
これが変える前。
木の引手に交換後!
取り付け前。
取り付け後♪
段前木の引手の方がよくないですか!?
作業場で藏堂で製作♪材種はウォルナット!
タイル工事
1階の掃き出しサッシの手前に2列だけテラコッタタイルを敷いてみる事に♪
ボンドを土間とテラコッタタイルの裏に塗りつけて。
圧着♪
一部だけですがテラコッタタイルを張るといい感じじゃないですか?
造作建具工事
基本的に造作で作ることがほとんどの建具工事。
造作建具は、現場で建具屋さんが微調整をして設置してくれます。
2階のリビング建具は、ポリカ入りの框戸。
完了検査
無事何事もなく完了検査合格♪
美装工事
工事がほぼほぼ終わると最後にするのが家の洗い工事。
そう美装と言われる工事です。
その美装工事の前に、僕たち現場監督が床の養生を先にめくる作業をします。
この時が一番自分でも感動するんですよね♪
やっとここまでできたと思う反面、もう終わってしまうのかという少し寂しい気持ち・・・
既存はこんな敷地も1.5mぐらい高い敷地だったのが。
造成して道路とフラットになり。
無事建築されたわけです💖
ふぅ・・・・。
夜中の2:27
ひとまず完成見学会までブログは書き終わりました・・・・
疲れた。。。
見学会前にもっとここの建物の事を知りたい方は♪
↑
こちらを覗いて見て下さい。
さて・・・帰ります。。。