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コンクリートむき出しのマンションリノベーション(リフォーム)はおススメ?寒さ対策が出来ないので要注意!

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目次

1. コンクリートむき出しのマンションリノベーションはもう古い?

1-1. 流行の変遷とコンクリートむき出しのデザイン

コンクリートむき出しのデザインは、一時期モダンで洗練されたスタイルとして注目を集め、シンプルかつ無機質な見た目が都市型ライフスタイルと結びつきました。
しかし、時が経つにつれて新しいマンションリノベーションスタイルが台頭し、デザインのトレンドは多様化しています。

特に近年では、温かみのある素材や柔らかな色合いを取り入れるマンションリノベーションが増えてきています。
こうした流行の変化により、コンクリートむき出しのスタイルが少しずつ「冷たさ」や「無機質さ」といった印象を与えるようになり、居住空間において心地よさを求める傾向が強まっています。

1-2. ミニマリズムから見たスタイリッシュさの変化

ミニマリズムは、少ないもので生活の質を高める考え方として広まりましたが、コンクリートむき出しのデザインもその一環として受け入れられてきました。
無駄を省いたシンプルな美しさが特徴であり、「モノを持たない暮らし」に憧れる方に支持されてきた背景があります。

しかし、近年のミニマリズムは「少ない物で豊かに暮らす」という発想だけでなく、「自然との調和」や「心地よさ」を重視する方向に進んでいます。
物質的なミニマリズムだけでなく、空間の質感や素材の温かみも大切にするようになり、コンクリートむき出しのデザイも新しい捉え方が求められています。

1-3. コンクリートデザインが好まれる理由とは?

コンクリートむき出しのデザインは、都市部のマンションや商業施設で取り入れられることが多く、スタイリッシュでありながら洗練された雰囲気を作り出します。
無機質でクールな印象を好む方に支持され続けています。

また、コンクリートは他の素材に比べて耐久性が高く、経年変化にも強いため、マンションリノベーション後も長く楽しめるデザインです。
ただし、こうした無機質さや冷たさが、「もっと温かみがほしい」と感じさせることもあります。
そこで、木のマンションリノベーションにすることで自然の温もりを感じられる空間づくりが可能です。

 

(施工藏家:羽曳野のKさんの家木のマンションリノベーション現場)

1-4. 木のマンションリノベーションと比較して

木を活かしたマンションリノベーションは、コンクリートむき出しに比べて温かみが感じられ、自然な雰囲気を作り出すことができます。
特にリビングや寝室での木の質感は、居住者に安心感やリラックスを提供し、快適な空間づくりに役立ちます。

また、木には断熱性や調湿効果があり、冬場でも温かさを保ちやすいという利点があります。
寒さ対策や湿気対策にも効果的で、快適な住環境を求める方におすすめです。

(施工藏家:羽曳野のKさんの家木のマンションリノベーション現場)

1-5. コンクリートむき出しのマンションリノベーションは今後もありか?

コンクリートむき出しのマンションリノベーションは、今後も一定の人気を保つと考えられますが、温かみのある自然素材を組み合わせることで、さらに魅力的な空間を作り出す方向へと進化する可能性があります。

もし温かみや居心地を重視したい場合は、「木のマンションリノベーション」を選ぶことで、自然素材ならではの心地よさと断熱効果も得られます。
自身のライフスタイルや好みに合わせて、柔軟に検討するのがおすすめです。

2. 寒さ対策が難しい理由とその影響

2-1. コンクリートの断熱性の低さについて

コンクリートむき出しのデザインはスタイリッシュですが、構造上断熱性が低いというデメリットがあります。

コンクリートは熱伝導率が高く、外気温が室内に伝わりやすいため、冬場には室温が下がりやすくなる傾向があります。
このため、断熱対策を行わない場合、冬の寒さが直接室内に影響を及ぼします。

特に、窓際や壁の表面が冷え込みやすく、寒さを感じやすい環境になることが少なくありません。
室内の暖かい空気が外部に逃げやすく、暖房の効率も悪くなりがちです。

藏家施工:奈良野学園前の家新築現場の地下RC部分の断熱工事)

2-2. 冬季に室温が下がりやすい理由

コンクリートは、外気温が低い季節には室温が下がりやすい素材です。
特に外壁側の仕上げがコンクリートむき出しの場合、外の寒さが直接的に室内に伝わり、室温が急激に低下することがあります。

さらに、窓やドアからの隙間風も冷え込みを加速させる要因です。

断熱材がない状態のコンクリートむき出しの部屋では、開口部から冷気が入りやすく、冬季の冷えがより深刻化します。

2-3. 結露や湿気による影響

冬場に冷え込むと、室内の暖かい空気が冷たいコンクリート面に触れることで、結露が発生しやすくなります。
結露は、窓周りや壁面に多く見られ、カビやダニの発生原因となり、健康にも影響を及ぼすリスクが高まります。

結露が長期間放置されると、コンクリートにダメージを与え、見た目の劣化だけでなく、建物の耐久性にも影響が出ることがあります。

2-4. 空調コストとエネルギー効率の問題

コンクリートむき出しのマンションリノベーションでは、断熱性の低さから空調コストが高くなる傾向があります。
冬場の冷え込みを防ぐためにエアコンやヒーターを多用すると、光熱費がかさみ、エネルギー効率も悪くなりがちです。

省エネ対策として、窓や扉の断熱性能を強化したり、暖房効率の良いエアコンに変更することも検討するべきです。

2-5. 健康面での影響と注意点

コンクリートむき出しのマンションリノベーションで寒さ対策が不十分な場合、健康への影響も懸念されます。
室温が低い環境では、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるほか、冷えが慢性的な症状を引き起こす可能性もあります。

また、結露によって発生した湿気がこもりやすく、カビの発生源にもなります。
カビの胞子はアレルギーやぜんそくの原因となることがあり、健康リスクが高まるため、湿気対策は健康面でも非常に重要です。

マンションのカビや結露の問題と対策

 

3. 寒さ対策の工夫と方法

3-1. 断熱材の追加と施工方法

コンクリートむき出しの部屋で寒さ対策を行うには、まず断熱材の追加が効果的です。
断熱材を使用することで外気の影響を軽減し、冬でも室内を暖かく保ちやすくなります。
特にコンクリートは熱を伝えやすいため、適切な断熱材を選び、施工することが重要です。

(藏家施工:大阪市住吉区Mさんの家木のマンションリノベ現場)

3-2. 窓や玄関の断熱強化

窓や玄関といった開口部は、外気が入りやすい場所であり、室内の暖かい空気が逃げる原因にもなります。
窓ガラスを断熱効果の高いものに交換することで、寒さ対策を大幅に強化できます。

また、二重窓にすることで、断熱性が大きく向上し、冷気の侵入が軽減されます。

(藏家施工:大阪市住吉区Mさんの家内窓設置)

ハニカムブラインドなども寒さ対策として役立ちます。

(藏家施工:羽曳野市Kさんの家木のマンションリノベ現場ハニカムブラインド設置)

3-3. 床暖房やヒーター設置の検討

寒さ対策として、床暖房の導入やヒーターの設置も効果的です。
特にコンクリートむき出しの床は冷えやすいため、床暖房によって足元から暖めることで、快適な温度を保つことができます。

スペースに余裕がない場合には、オイルヒーターや電気ヒーターも有効です。
これらの暖房器具は設置が簡単で、必要な場所に応じて手軽に温められるため、暖房の補助として役立ちます。

※この内容はあくまでコンクリートむき出しのマンションリノベに対しての内容で、私たちがやっている木のマンションリノベーションでは床暖房は不要です。

3-4. 結露対策と湿気管理方法

冬の寒さ対策には、結露や湿気管理も欠かせません。
室内と外気の温度差が大きいと、コンクリートむき出しの壁や窓に結露が発生しやすくなるため、適切な対策が求められます。

換気をこまめに行うことで湿気がこもりにくくなり、結露が減少します。
特に寒い季節でも数分の換気を意識すると効果的です。

3-5. 適切なインテリア選びで温かみをプラスする方法

コンクリートむき出しの寒さを軽減し、温かみをプラスするために、インテリア選びにも工夫を凝らしましょう。
たとえば、厚手のラグやカーペットを敷くことで、足元からの冷えを防ぐとともに、部屋に温かさを演出することができます。

布製品を多く取り入れることで、無機質なコンクリートの印象が柔らかくなり、心地よさが増します。

暖色系の照明を使うと、コンクリートの冷たさが和らぎ、居心地の良い雰囲気が生まれます。

※この内容はあくまでコンクリートむき出しのマンションリノベに対しての内容です。

4. コンクリートむき出しマンションリノベーションで後悔しないためのチェックポイント

4-1. 事前に検討すべき重要ポイント

コンクリートむき出しのマンションリノベーションを成功させるには、デザイン性と寒さ対策のバランスを事前に検討することが重要です。
特に、コンクリートの断熱性の低さについて理解しておくことは、マンションリノベーション後の快適さに大きく関わります。

デザインにこだわりすぎると居住性が損なわれやすいため、断熱対策や暖房設備の導入など、快適性を考慮した計画が必要です。

4-2. 冬の住環境を考慮した計画の立て方

コンクリートむき出しのマンションリノベーションでは、特に冬の住環境を重視して計画を立てることが大切です。
断熱性能が低いため、寒い季節を快適に過ごすための対策が必要不可欠です。

二重窓の導入や断熱材の追加などを検討し、快適な温度を保ち、冬場のエネルギー消費を抑えましょう。

 

4-3. メンテナンスの手間や費用について

コンクリートむき出しのマンションリノベーションでは、見た目を保つためのメンテナンスが必要になることもあります。
結露や湿気の影響で壁が汚れやすくなるため、適切な管理が求められます。

結露によるシミやカビの発生を防ぐために、除湿機や換気を活用し、湿気対策を徹底しましょう。

4-4. ライフスタイルとマンションリノベーションの相性

マンションリノベーションを成功させるためには、自身のライフスタイルとマンションリノベーションスタイルの相性を考えることが大切です。
コンクリートむき出しのデザインはおしゃれですが、無機質な空間を好むかどうかを見極めましょう。

例えば、温かみのある空間が欲しい方には、コンクリートむき出しのデザインだけでなく、木や布素材を組み合わせたインテリアを取り入れることをおすすめします。

コンクリートむき出しのマンションリノベーションを成功させるには、プロとの相談が不可欠です。
特に寒さ対策や断熱工事については専門知識が求められるため、プロの意見を取り入れることで安心感が得られます。

プロとの相談では、デザイン性を損なわずに断熱効果を高める方法や、予算内で効果的な対策を行うための提案が期待できます。

4-6. 維持費やランニングコストを含めた予算計画

コンクリートむき出しのマンションリノベーションは、デザイン性が高い反面、寒さ対策や断熱工事でランニングコストがかかる場合があります。
維持費や光熱費を含めた予算計画を立てることが大切です。

特に冬場の光熱費は、断熱性が低い分、他のスタイルに比べて高くなる傾向があります。
長期的な視点で費用を管理し、計画的な予算配分を心がけましょう。

まとめ

コンクリートむき出しのマンションリノベーションは、スタイリッシュで現代的なデザインとして人気ですが、寒さ対策や断熱性の低さが大きな課題です。
特に冬の冷え込みや結露の問題があり、住環境の快適さを重視したい方にはデメリットが多いマンションリノベーションスタイルと言えます。

そこでおすすめなのが、温かみのある「木のマンションリノベーション」です。


万博公園の家木のマンションリノベーション
設計・写真撮影:小谷和也氏
施工:藏家

木材は断熱性が高く、冬でも室内の暖かさを保ちやすいため、コンクリートに比べて冷え込みが少なく快適です。
また、木材には自然な調湿効果もあるため、室内の湿気管理にも役立ち、結露のリスクも軽減されます。

さらに、断熱材や二重窓などを追加することで、木のマンションリノベーションの断熱効果を最大限に引き出し、省エネでエコな住まいを実現することが可能です。
初期費用はかかりますが、光熱費の削減にもつながり、長期的なランニングコストを抑える点でもメリットがあります。

デザイン性と居住性の両方を兼ね備えたマンションリノベーションを目指すのであれば、コンクリートむき出しの冷たさを避け、木のマンションリノベーションを検討してみてはいかがでしょうか。
心地よさとエコ性能を備えた住まいが、快適な暮らしをサポートしてくれるでしょう。

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