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大手ハウスメーカーと地域工務店の違いって何?

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大阪市住吉区で居心地の良い家を、住まい手さんと一緒に楽しく作っています。
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先日初めてお逢いした方に「御社とハウスメーカーの大きな違いは何ですか?」
って聞かれました。

う~ん。

確かに、ハウスメーカーや工務店に勤めたことがない人は、大手ハウスメーカーと地元の小さな工務店の違いってなかなかわからないですよね。


と言う事で今回は大手ハウスメーカーと地域工務店がどう違うのかを書いてみたいと思います♪

もちろん、それぞれにメリット・デメリットが存在します。
家を一軒建てるということは、人生最大の大仕事!
と言っても過言ではありません。
今から家を建てる、という方にはぜひこの記事をじっくり読んでいただき、大手ハウスメーカー・地域工務店それぞれの特徴を把握したうえで依頼していただけると嬉しいです。

大手ハウスメーカーってどういった会社を言うの?

さて、それではまず大手ハウスメーカーとは?というところからご説明します。
大手ハウスメーカーについては、色々と名前が出てくる方も多いかと思います。

よくCMでも放送されている

・積水ハウス           (設立1960年8月)          資本金2025億91百万円
・ダイワハウス          (設立1947年3月)            資本金1616億9920万円
・セキスイハイム           (設立1947年3月)    資本金1000億2百万円
・住友林業              (設立1948年2月)        資本金326億72百万円
・パナソニックホームズ (設立1963年7月)         資本金283億7592万3130円
・三井ホーム             (設立1974年10月)      資本金139億0070万円
・トヨタホーム               (設立2003年4月)        資本金129億円
・ミサワホーム               (設立1967年10月)      資本金118億92百万円
・へーベルハウス          (設立1972年11月)        資本金32億5千万円
・一条工務店             (設立1978年9月)        資本金5億4460万円

などが一般的に「大手ハウスメーカー」と呼ばれます。
ハウスメーカーでも資本金を見ると規模がかなり違いますね〜
(ちなみに藏家の資本金は800万円(笑))


やばいっすねw

では、大手ハウスメーカーに頼むことに対しては、一体どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

大手ハウスメーカーのメリット

住宅展示場がある

展示場で実際に建物を見ることができる。
大手ハウスメーカーといえば、住宅展示場。


(ABCハウジングさまHPより参照)
展示場では完成した家を実際に見ることができるため、自分たちの理想と比較しやすいですしイメージもつきやすいですよね。
どんな家にするか全くイメージがない方でも、いろいろなハウスメーカーのモデルハウスを見ることで自分たちがどのような家が合っているのかを具体的なイメージにしていくことができます。

大阪にあるおすすめ住宅展示場のご紹介!


大阪にある住宅展示場の紹介ブログ

対応エリアが広い

大手ハウスメーカーのメリットとしては、全国に店舗があり対応してくれるエリアが広いことが挙げられます。
例えば大阪の展示場で契約して、奈良や兵庫で土地を探して家を建てるということも可能なので、アパートやマンションは勤務地の近くで借りていたけど、家を建てるなら郊外に土地を買って建てたい、という方には便利です。

工期・品質が安定している

また、大手ハウスメーカーはさまざまことが規格化・統一されているので工期などに大きなズレが生じることが少なく、引っ越しなどの計画が立てやすいと言えます。
商品、サービス等の品質においても、一定のクオリティが保たれているので、安心感がありますよね。

アフターフォローも充実

大手ハウスメーカーの中には、1年、3年、5年、10年と、節目ごとに点検をしてくれるところもあります。
こういった点では、大手ハウスメーカーは安心できると言えるでしょう。
(まぁここら辺は地域工務店でもやってるところがほとんどかもしれませんね〜)
また、大手であるため会社が倒産しにくく、長期でお付き合いできる点も大きなメリットです。

大手ハウスメーカーのデメリット

価格が高い

大手ハウスメーカーの最大のデメリットとしては、その価格が挙げられるでしょう。
実は大手ハウスメーカーといっても、自社で施工するわけではないんです。
地域の工務店を下請けとして、その工務店が施工するのです。
なので実は減価はそこまで高くない、というのが事実。
しかし、ブランド力・広告費などをカバーするため、価格は高くなっています。

家電で例えるとわかりやすいかも♪
やっぱTVはパナソニック!シャープ!ソニー!東芝〜!
やっぱブランドが皆さん好きなんですよ(笑)

自由度は工務店に比べて低め

大手ハウスメーカーのほとんどは、各社のプランや設備、備品から「選択して」いくスタイルを主流としています。
もちろん選択肢はたくさんありますが、完全に自由というわけではない、ということを覚えておきましょう。

モデルハウスは大きすぎてイメージしにくい

住宅展示場に建つモデルハウスは、実際に自分が建てる家に比べて大きいし仕様が高級。
イメージが湧きにくい・・・という方もちらほらおられます。


まぁでもこれは仕方ないですよね。
モデルハウスをちゃちい家や、平凡な仕様で建てるわけにはいかないですもんね(笑)

地域工務店とは?

大手ハウスメーカーに対し、地域工務店とはどういった会社を指すのでしょう。
簡単にいうと、工務店とは1つの会社でプランニングから施工の全てに関する技術者や職人を手配し、工期全体に渡って責任を請け負う業者のことです。
地域密着型の会社が多く、会社の規模もさまざまであることが特徴です。


それでは、地域工務店のメリット・デメリットについても詳しく見ていきましょう。

地域工務店にに頼むメリット

価格が抑えられる可能性がある

大手ハウスメーカーのデメリットとして、「価格が高い」という点を挙げましたが、その理由は住宅展示場経費・TV CM費やブランド力だとご説明しました。
逆をいうと、工務店は大々的にTVCMなどの広告を打っていないことから、広告費が大手ハウスメーカーに比べて低く抑えることができます。
また、人件費なども最小限で抑えることができるため、それらのコストカット分が建築費用にも反映されるため、大手ハウスメーカーで建てるよりも安く抑えることができる場合が多いです。

ただしこれはあくまで一般的な家を建てる場合。
建築材料や設備にこだわり、高価なものを選んだ場合は当然費用も高くなるので注意しましょう。

自由度が高い

地域工務店に依頼するもう一つのメリットとしては、「自由度が高い」という点があります。
極端なことをいうと、ほぼすべてが自由と考えていいでしょう。
間取り、設備、建築材照明などなど、地域工務店には決まった「型」がないからこそ、ゼロから創り上げていくことになります。
こだわりの強い方、間取りをユニークなものにしたい方には、地域工務店のほうがオススメです。

地域工務店に頼むデメリット

潰れる可能性は大手ハウスメーカーより高い

大手ハウスメーカーは、開示されている財政状況も調べやすいですが、地域工務店の場合そうそう簡単に手に入る情報ではありません。
そのため、無事に家を建てられてとしても、その後潰れる可能性もあるため、アフターフォローに関しては大手ハウスメーカーに比べ若干不安な面もあります。

また、アフターフォローに関していうと、大手ハウスメーカーの場合、何か不都合があれば比較的すぐに対応してくれますが、地域工務店の場合職人さんのスケジュールによっては多少待たされる可能性もあります。

モデルハウスがないので、具体的なイメージがつかみにくい

地域工務店には、モデルハウスがありません。(全てではないですが)
だからこそ価格を抑えることが可能だということもできますが、これからその工務店で家を建てようかと考えている人にとっては、何か具体的なものが見たい、と思うのは当然ですよね。
モデルハウスはなくても、工務店にお願いすれば過去に建てた家を見させてくれるところが多いので、遠慮なくお願いしてみましょう。


高い買い物をするんですから、しっかりと実際に建てられた家を見てから決めたいですね。
ただし、自分の家を建てたら同じように次のお客さんに見せてあげて下さいね♪
地域工務店はこうやって、施工事例を見て頂くことでお客さんにイメージしてもらうので^^
(ここは工務店として心よりお願いいたします❤️)

工期は大手より長い場合が多い

地域工務店が建てる家は、自由度が高いというお話をしました。
そのため、大手ハウスメーカーのように規格化されたものがありません。(少しは規格化された所はありますよ)
ハウスメーカーは施工に関してもマニュアル化されているため、工期は比較的短い傾向にありますが、地域工務店の場合はすべて1から創り上げるため、大手に比べると工期が長い場合が多いです。


地域工務店で新築される場合は、着工から引っ越しまでは余裕をもってみておくことをオススメします。

あと地域工務店は、社員数も少ないため年間棟数も決まっています。
数多く工事ができないため、ここ!!と決めたら早めに相談する事をお薦めします♪

大手ハウスメーカーが建てた中古住宅はお得!?

大手ハウスメーカーが建てた中古住宅を購入することは、ブランド力やイメージ、アフターフォローの点などから、お得?と思われるかもしれません。
しかし、これはあくまで僕個人の意見なのですが、大手ハウスメーカーがよく謳っている「〇〇工法」など、自社オリジナルの工法で建てているような中古住宅を購入すると、メンテナンスやリフォームをする際に必ずその家を建てたハウスメーカーに依頼しなければいけなく、また費用も高くつきがちです。

 

一方、地域工務店が建てた、昔ながらの在来軸組み工法の家であれば、基本的にはどこの工務店でもメンテナンス、リフォームをすることができます。

これは、いろいろな工務店に見積もりを依頼して比較することも可能なので、コストを抑えることにも繋がります。
もちろん、メンテナンス・リフォームを大手ハウスメーカーに依頼することに対して問題のない方であれば、大手ハウスメーカーの中古住宅を買うメリットももちろんあります。

これは本当に個人の意見、考えによるものなので、一概にどちらがお得かとは言えません。
中古住宅を購入する際は、後々のことをしっかり考慮してご検討くださいね。

なぜ大手ハウスメーカーは高いのか?

大手ハウスメーカーのデメリットでも少しお伝えしましたが、大手ハウスメーカーで家を建てると地域工務店で建ててもらうより高くつく場合が多いです。
主な原因として皆さんがすぐに思いつくのが「TVCMなどの広告費に莫大なお金がかかるから」ということだと思いますが、それだけではありません。
大手ハウスメーカーのほとんどは、住宅展示場にモデルハウスを構え、各モデルハウスには数名の営業マンがいます。

一方地方の工務店は社長が営業を兼任していたり、営業がいたとしても1人や2人、というところがほとんどです。
また、モデルハウスもないので、それらの維持費もかかりません。
そう。
大手ハウスメーカーは広告費だけでなく、人件費、モデルハウスの維持費など、地域工務店ではないコストがたくさんあるのです。
そのため大手ハウスメーカーに頼むと高くつく場合が多いのですが、高いから質がいい、安いから質が悪い、というわけではなく、もともとの建築費用にはそこまで違いはありません。

建築費用以外のコストがどれくらいかかっているか、による違いだということですね。

工務店ってどうやって選ぶの?

さて、それでは「いい工務店」とはどうやって選べばいいのでしょうか。
工務店は大々的に広告を売っているところが少ないため、判断材料も多くはありません。

また、正直年間で建てている棟数も大手に比べるとかな〜〜〜り少ないため、口コミなども探しにくいのが事実(笑)
ここでは、大手に比べ情報が少ない工務店の中から「いい工務店」を選ぶ基準、ポイントを解説します。

企業としての安定

企業として経済的に安定しているか。
これはかなり重要ポイントですよね。
着工してすぐに会社が潰れたり、無事に建ったあとでもいざメンテナンスを頼もうと思っていたら潰れてた、なんてことは絶対避けたいもの。

企業として安定しているかどうかは、工務店の年間施工数を確認しましょう。
(単純に多いだけではダメですが・・・・)

自社施工

工務店にもさまざまあり、工務店だからといって必ず自社施工しているというわけではありません。
実は工務店のなかには、残念ながら契約だけをとりつけ、あとは下請けに施工を丸投げ、という会社もなくはないのです。

このような工務店に依頼してしまうと後々家の不具合が出たときに、責任の所在がわかりにくくなるといったトラブルにもなりかねないので、自社施工かどうかはきちんと確認しておきましょう。

理念・得意分野

大手ハウスメーカーにも、特色や得意分野があるように、地域工務店にもそれぞれ得意分野や理念があります。

まずはそれらを良く知って、ご自身の考え方や家のテイストに合っているかを確認しましょう。
(最近はどこの会社も高断熱高気密(高気密高断熱)を語る会社さんが増えてわかりにくくなってますよね)

高断熱高気密(高気密高断熱)の家が本当にいいのか?快適な家ってなに?

ご自身の理想や趣味と全く違う分野が得意な工務店に頼んでも理想の家は建たないですもんね。

コミュニケーション能力

コミュニケ―ションは、家を建てていくうえで欠かせないものの1つです。
新築を建てる人のほとんどは、家づくりに関しては素人ですよね。
そんな素人のお客さんを相手に、いかにわかりやすく説明し不安や疑問を解消できるかは、工務店のみならず大手ハウスメーカーでも重要視するべきポイントです。

こちらの疑問にきちんと答えてくれれば、その工務店に対する信頼感も生まれ、その後の関係性にも影響します。
家は、「建てたら終わり」ではないので、長期に渡って信頼しあって付き合って行ける工務店を選びましょう。

お勧めの工務店ってあるの?

これは難しいですよね。
あまり個人的な見解なことは書きたくないのでおすすめの工務店はどこ!!

ということは書くのは控えて置きます(笑)
もし皆さんの地域で工務店を紹介して欲しい時は、直接連絡いただけたらお伝え出来るかもしれません💖

大手ハウスメーカーと地域工務店の違いのまとめ

いかがでしたでしょうか。
大手ハウスメーカーと地域工務店の最大の違いはメリット・デメリットに関しては、表裏一体!!と思います。
大手ハウスメーカーのメリットは地域工務店のデメリットであり、地域工務店のメリットは大手のデメリット。

もちろん僕は自身で工務店を経営しているため、どうしても工務店よりの考え方になってしまいますが、大手ハウスメーカーにもいいところはたくさんあります。

ですが、僕の一番の願いは、建てた人が満足してその家で暮らせること。
そのために大手ハウスメーカーを選ぶ、工務店を選ぶというのは完全にお施主様の自由です。
ただ、「大手だから安心、大手だからいい」というわけではないことだけ知っておいていただけたらな、と思います。
今から新築をお考えの皆様が、この記事をきっかけに少しでも工務店へのイメージが変わり、また依頼する会社として地域工務店も候補に入れていただけると嬉しいです!

(イチ地域工務店の社長としての呟きでした(笑))

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