藏家(くらや)は、大阪市住吉区で『お客さまとコミュニケーションを深く図る』をモットーにする住吉区の工務店です。

プレゼント付きメルマガはこちらから!

食洗機(食器洗い乾燥機)って何がいいの?人気のタイプは?

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
大阪市住吉区で居心地の良い家を、住まい手さんと一緒に楽しく作っています。
詳しいプロフィールはこちら

みなさんのお家には、食洗機(食器洗い乾燥機)ってありますか?
もしくは、今から新築をお考えの方は食洗機(食器洗い乾燥機)の設置を考えていますか?

我が家ではパナソニックのビルトインタイプの食洗機(食器洗い乾燥機)を使っています。

3年前まで賃貸住宅で住んでいた時は、食洗機(食器洗い乾燥機)がなかったので全て手洗いでしたのですが(奥さんが(笑))、現在はビルトインタイプのスライドオープンタイプを使ってます。

しかし・・・
思ったより食器がはいらないんですよね・・・量が。
たまにお客さんで、フロントオープン型の食洗機(食器洗い乾燥機)を選ぶ方がいてて。


(吹田山田のN様邸 木のマンションリノベーション 造作キッチン ミーレの食洗機)

なぜ?ってお聞きすると、大体以前スライドオープンタイプを使ってて全然入らないから、次に設置する時はフロントオープンタイプにしたいなと思っていた。
という方が何人かいらっしゃったんです。

実際僕も(夜に食器を入れてピッと押すだけでほぼ使えてないけど(笑))次ぎつけるならフロントオープン型かな?
と思っています。

と言う事で今回はそんな食洗機(食器洗い乾燥機)の事について書いてみたいと思います。

食洗機(食器洗い乾燥機)ってなに?

そもそも食洗機とは一体どんなものを指すのでしょうか。
食洗機、正式名称は「食器洗い機」。
ただし、今は乾燥の機能もついているものが主流なので、ここでは「食器洗い乾燥機」を食洗機と呼びます。
また、業務用・家庭用がありますが、このブログでは家庭用のものについて書いていきますね。

専用の洗剤を入れ、洗いから乾燥まで約1時間ほどで完了するものが多く、種類としてはシステムキッチンに組み込まれている「ビルドインタイプ」と、キッチンに置いて使用する卓上タイプ」があります。


(パナソニックのビルトイン食洗機)


(パナソニックの卓上食洗機。結構スタイリッシュになってるw)

食洗機の歴史

今ではよく聞く「食洗機(食器洗い乾燥機)」ですが、その誕生は1860年代に遡ります。
アメリカの男性が作った木製の食洗機が史上初の食洗機と言われていますが、なにぶん木製であったことなどから、実用に耐えられるものではなかったそう。

その後ゼネラル・エレクトリックが電動式の食洗機(食器洗い乾燥機)を発売し、欧米では急速に普及していきました。
日本での食洗機第一号は、1960年に当時の松下電器産業(現パナソニック)から発売されました。
しかし、サイズがかなり大きかったようで、日本で普及し始めたのは1996年にコンパクトサイズが売り出されてから。
普及率でみるとそれでも日本は平均28%と、アメリカやドイツの80%に比べるとまだまだ低いですね。

食洗機(食器洗い乾燥機)でお勧めはあるの?

冒頭でもお伝えしましたが、食洗機(食器洗い乾燥機)には主に

・スライドオープンタイプ


(パナソニックHPより参照)

・フロントオープンタイプ

(静岡県浜松市 石牧建築さま施工事例)
の2種類があります。

現在日本で、特にビルドインタイプで普及しているのはスライドオープンタイプ。
フロントオープンタイプとなると、ほとんどが外国製になる、というのが現状です。

それぞれのタイプでランキングを調べてみたのでご紹介しますね!

スライドオープンタイプの食洗機(食器洗い乾燥機)ランキング

スライドオープンタイプの食洗機(食器洗い乾燥機)は、今はほとんどが日本のメーカーのものが普及しているので、ランキングにも日本のメーカーのものばかりがランクイン。

第一位:パナソニックNP-45MD8S


(パナソニックカタログ参照)

約6人分の食器が入るこちらの食洗機(食器洗い乾燥機)。
機能も豊富なハイグレードタイプで、その分お値段も他と比べると少しお高めになります。

第二位:パナソニック NP-45MS8S


(パナソニックカタログ参照)

こちらもパナソニックの商品ですが、収容量は約5人分。
機能面は一位のものと変わりありません。

第三位:リンナイ RSW-404A-SV


(リンナイカタログ参照)

第三位はリンナイのスリムデザインタイプ。
パナソニックのものほど機能はありませんが、その分お値段は約半分。
基本的な機能で十分、という方にオススメ。

(あくまでネット調査なので、順位など正確ではない可能性があります)

それ以外のスライドオープンタイプ食洗機メーカーは??

ビルドインタイプの食洗機(食器洗い乾燥機)は、現在パナソニックとリンナイがそのシェアのほとんどを占めているようです。
しかし、三菱電機からも食洗機(食器洗い乾燥機)が販売されており、45H1シリーズと呼ばれ国内のシェア第3位となっています。


(三菱電機カタログ参照)

フロントオープン型の食洗機(食器洗い乾燥機)ランキング

それではフロントオープン型の食洗機(食器洗い乾燥機)はどこのメーカーのものが人気なのでしょうか。
早速ランキングから見ていきましょう。

第一位:ミーレ G-6620-SCU-W

海外のメーカーであるミーレ。
しかし、海外製フロントオープンタイプ食洗機(食器洗い乾燥機)としてトップシェアを誇っています。
収容量はなんと約12人分。
スライドオープンタイプの2倍以上ですね。
しかし価格も・・・・倍ぐらい(笑)

第二位:ガゲナウ(GAGGENAU) DI250-461


(ガゲナウ(GAGGENAU)ホームページより参照)

ドイツの超高級ブランドとして知られるガゲナウ。
その分お値段も他社と比べてかなりお高めです。
定価488,000円(税別)

パーツなどの高級感はさすがといった感じ。
こちらは14人タイプですが、9人タイプの少しコンパクトなものもあります。


(ガゲナウ(GAGGENAU)ホームページより参照)

扉を閉じるとすっきりして食洗機(食器洗い乾燥機)の存在感もあまりなくいい感じですよね♪

第三位:AEG FEE93810PM

こちらも海外メーカーの商品。
海外製食洗機(食器洗い乾燥機)の中では比較的お手頃価格で購入できるのが特徴。
また、下段のバスケットを上段のバスケット位置まで上げることができるので、腰への負担が少ないのも特徴です。

2023.11.30追記
コンフォートリフトの動画撮影ができたので♪

それ以外のフロントオープンタイプ食洗機メーカーは??

ボッシュ(Bosch)

今回のランキングに入っていないけれど、有名なメーカーとしては海外製のボッシュ(Bosch)があります。
こちらもミーレやガゲナウに比べるとお求めやすい価格。
最大82点(約12人分)が収容でき、スライドオープンタイプよりも大容量であることが特徴。


(静岡県浜松市 石牧建築さま施工事例)


(静岡県浜松市 石牧建築さま施工事例)


(静岡県浜松市 石牧建築さま施工事例)

リンナイ


(リンナイカタログ参照)

国内のメーカーでフロントオープンタイプを製造・販売しているのはリンナイのみ。
容量は最大56点(約8人分)と、海外製のものに比べると少ないですが、日本のキッチンの大きさを考慮すると、リンナイのものは取り付けやすいと思います。

スライドオープンとフロントオープンの違いを比較|メリット・デメリットも解説

それぞれのタイプのランキングをご紹介しましたが、それでは各タイプの違いとは一体なんでしょうか。
それぞれのメリット・デメリットも気になりますよね。
わかりやすく表にまとめたので比較してみましょう。

メリット デメリット
スライドオープンタイプ 食器の出し入れがラク。

 

フロントオープンタイプに比べ節水に長けている。

 

国内メーカーのものを取り付けることができる。

収容量が少ない。

 

食器を下から入れていかなければならないので、コツがいる。

フロントオープンタイプ 上下の段に分かれているので食器をセットしやすく、特にコツなどは必要ない。

 

収容量が多い。

下段に食器を出し入れする時に腰をかがめる必要があり、腰に負担がかかる。

 

収容量が多い分、場所を取るのでキッチンの大きさもそれなりに必要

それぞれメリット・デメリットがありますが、やはり一番の違いは収容量でしょうか。
スライドオープンタイプはコンパクトですが、その分キッチンの場所をそれほどとらないで設置できます。

一方、フロントオープンタイプはほとんどが大容量を収容できますが、その分設置する場所もとります。
容量だけを見るとフロントオープンタイプが良いようにも見えますが、食器を出し入れする際の体勢などにも差があるので、一概にフロントオープンタイプのほうがいい!とは言えないようです。

また、フロントオープンタイプは、ほとんどが海外製のものであるのと、大きさもスライドオープンタイプに比べ大きい物がほとんどなので、お値段もスライドオープンタイプに比べるとかなり高くなります。

どちらのタイプを選ぶかは、ご自身のキッチンの広さによって、また出し入れの便利さなども考慮して決めることをオススメします。

食洗機(食器洗い乾燥機)の電気代はどれぐらい?

「食洗機はラクだけど、電気代のことを考えたら、自分で洗ったほうがいいのでは・・・」と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。

実際、食洗機(食器洗い乾燥機)を使用すると電気代は高くつくのでしょうか?
実はそんなことないんです。
例えばパナソニックのディープタイプの食洗機(食器洗い乾燥機)を見てみると、「標準コース」で使用した場合の一回の電気代は、なんと「約14円」
一日2回食洗機(食器洗い乾燥機)を回すとしても、14円×2回×31日=868円。
各メーカー、機種によって多少の違いはあるとしても、1ヶ月1,000円程度であることがわかります。
水道代や洗剤代を入れても、一回あたり約30円で使用できる、と計算されています。

これに対して、手洗いだと電気代はかかりませんが、実は水道代がかなりかかると言われています。
なかには手洗いの場合、一回当たり約61円かかるという計算を出しているサイトも!
その差約2倍・・・!


一回当たりの違いはたった30円、と思いますが、これが毎月、毎年・・・と考えるとかなり大きな差が出ます。
これを見ると、食洗機(食器洗い乾燥機)を使ったほうが光熱費だけでなく時間も節約できるし、いいことしかないということがわかりますよね。

時は金なり、といいますが、食洗機(食器洗い乾燥機)で節約できた時間の分、他の家事やお子さんと遊ぶ時間にまわせるのもうれしいですね。

賃貸の場合食洗機は付けれないの?

賃貸住宅の場合、キッチンにビルドインタイプの食洗機(食器洗い乾燥機)を取り付けることは残念ながらできません。
また置き型のタイプは設置できますが、給水を付けなければいけないため、分岐水栓をつける工事が必ず必要になります。

食洗機(食器洗い乾燥機)でフライパンは洗える?

食洗機(食器洗い乾燥機)をお持ちの方でもフライパンは手洗いする、という方が多いかと思います。
主な理由としては、

・食洗機(食器洗い乾燥機)に入らないから
・食洗機(食器洗い乾燥機)で汚れが落ちるか不安だから

といったものがあるかと思いますが、それでは食洗機(食器洗い乾燥機)にフライパンが入る場合は、食洗機(食器洗い乾燥機)で洗っても汚れは落ちるのでしょうか・・・。

実はこれ、フライパンの素材によるんです。
食洗機(食器洗い乾燥機)に入っても、汚れが落ちにくかったり、かえってフライパンを傷めてしまったりする場合があるので注意しましょう。

食洗機(食器洗い乾燥機)対応のフライパンは
・セラミック
・ステンレス

で、逆に食洗機(食器洗い乾燥機)で洗うとよくないフライパンは
・鉄
・テフロン(フッ素加工)

となっています。
食洗機(食器洗い乾燥機)に入るからといって、どんなフライパンでもOKというわけではないんですね。
お手持ちのフライパンを食洗機(食器洗い乾燥機)で洗う際は、素材をきちんと確認してくださいね!

ちょこっと豆知識|食洗機(食器洗い乾燥機)の掃除はどうするの?

食洗機(食器洗い乾燥機)も洗濯機と同様、定期的にお手入れ・掃除をしてあげないと、カビやぬめりが発生してしまいます。
ここでは、食洗機(食器洗い乾燥機)の掃除の仕方をご紹介します。
すでに取り付けている方も、これから食洗機を購入される方も、簡単なのでぜひ覚えておいてくださいね!

水垢やぬめりにはクエン酸!

洗剤投入口にクエン酸を大さじ3杯入れ、洗浄ボタンを押すだけで庫内の水垢やぬめりを落とすことができます。
ただし、金属に使用すると錆びてしまう可能性があるため、取扱説明書をしっかり読んで、クエン酸の使用可否を確認しましょう

徹底掃除には重曹!

お掃除に欠かせない重曹。
もちろん食洗機(食器洗い乾燥機)の庫内掃除にも使えます。
まずは、お湯250mlに対し重曹大さじ1杯を溶かします。
その重曹水を、洗剤を入れる部分に流し込んで洗浄するだけ。
油汚れなども綺麗に落ちます。

ただし重曹にも注意点が。

重曹は水には溶けないため、重曹をそのまま洗剤投入口に入れてしまうとエラーや故障の原因になってしまうので、必ずお湯で溶かしてから使用しましょう

食洗機(食器洗い乾燥機)の取り付け方

以前、食洗機(食器洗い乾燥機)を取り付ける様子をご紹介したブログを書いています!
写真もたくさんあって見やすいので、食洗機を取り付ける過程にご興味のある方はぜひ見てみてください!
(って誰も興味ないか(笑))

堺市北区Y様邸木のマンションリノベーション現場 工事途中~完成お引き渡しまで

こちらのブログにも書いていますが、既製品のキッチンの場合は、キッチン屋さんが食洗機(食器洗い乾燥機)も取り付けてくれるのですが、弊社は造作キッチンなので、食洗機の設置も大工さんがつけたりします。

大工さんはなんでもできるんです♪(多分(笑))

食洗機(食器洗い乾燥機)のまとめ

いかがでしたか?
海外ではほぼ80%の普及率である食洗機(食器洗い乾燥機)。
日本ではまだまだ普及率は高くないですが、新築のお家ではビルドインタイプのものを付ける方も多くなってきました。
現在の日本ではスライドオープンタイプが主流ですが、海外のようにフロントオープンタイプもあります。

どちらもメリット・デメリットがあるので、ご自身に合ったものをお選びいただくことが大切ですが、家族が多い方や、一回の洗浄で終わらせたい方にはフロントオープンタイプのほうが良いかもしれませんね。

僕も、次に食洗機(食器洗い乾燥機)を取り付ける(買い替える)ときは実際使う奥さんとしっかり話し合って決めたいと思います!!

2021.2.6追記

玉造のN様邸木のマンションリノベーション現場で、ミーレの食洗機を取り付けしたのですがフロントオープンタイプの食洗機の開き方動画をアップ。
こんな感じの開き方なので、脚元は少し控えて加工しないと扉は開かないですよ^^

この記事を書いている人 - WRITER -
大阪市住吉区で居心地の良い家を、住まい手さんと一緒に楽しく作っています。
詳しいプロフィールはこちら