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畳ってどんなものがあるの?

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大阪市住吉区で居心地の良い家を、住まい手さんと一緒に楽しく作っています。
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最近少しづつ?息を吹き返してきたのか・・・・畳工事。。。

最近は全ての部屋が洋室なんてお宅が多く、和室がないとか畳スペースがないとか多いですよね。
(ちなみに僕の家にも事務所にも畳スペースはあります)
畳に種類があるの?畳ってどれも同じように見えるけど?
って思っていませんか?

実は表面のイグサは国産・中国産・和紙などさまざま。
そして種類も色々あるんです。

今回はそんな畳について書いてみたいと思います。
これを読んだら、あなたも和室が欲しくなる・・・と思いますよ^^

畳ってなに?

はい、ではそもそも畳って何でしょう?
「いやいや、それは簡単でしょ・・・ほら・・・あれやん・・・・」

という声が聞こえてきそうですよね(笑)

日本人であれば、昔から親しみのある「畳」
でも実際その畳がどうやって、何で作られているか詳しく答えられる人って少ないと思うんです。
特に年齢が若くなればなるほど。
そんな方にぜひ知っていただきたい、畳の基本知識をここでご説明しますね。

日本独自のもの

そう。畳は、日本で発達した床材なんです。
日本が発祥。なんか誇らしいですよね♪
その歴史は平安時代まで遡るんです。

もともとは貴族の屋敷で使用されていたのですが、江戸時代には一般の家屋でも使用されるようになりました。

各部位に名称がある

畳の各部位にはきちんと名前があるんですが、ご存知ですか・・・?
これもスラスラ答えられる人って少ないんじゃないでしょうか・・・
この機会にぜひ覚えてみてください!

畳表(たたみおもて)

畳表とは、イグサで織られた表面部分のこと。
イグサには保温効果や除湿効果があり、冬は寒く夏はじめじめする日本ならではの床材なんです。
現在でこそ耐久性に優れた化学繊維やパルプを織って作った畳もありますが、昔の人は何でも良かったわけじゃなく、きちんと理由があってイグサを選んだんですね。

畳床(たたみどこ)

畳の中心、いわゆる芯となる部分を畳床といいます。
中心だけにあるわけではなく、畳下の全体部分が畳床です。
昔は乾燥したわらを糸締めして重ね、圧縮して作られていました。
現在では、わらだけでなく他の素材を使って作ることも多いようです。

畳縁(たたみべり)

畳の側面を布生地で覆っている部分がありますよね?
あれが、畳縁です。
畳を保護する役割があり、使われる生地によって雰囲気ががらっと変わりますよ。

八尾のTen-to Houseに使った畳縁はドット柄のちょっとかわいらしい感じ♪

イグサって種類があるの?

では、畳に使われているイグサですが、イグサそのものには種類があるのでしょうか。

実は色々あるんです。
代表的なものをご紹介しますね。

七島イグサ(琉球イグサ)


(左が琉球イグサ)

「琉球イグサ」「三角イグサ」などとも呼ばれるこの種類は、普通の丸い断面のイグサとは違い三角形の断面を持っていることが特徴です。
七島イグサはもともと沖縄で栽培されていたのですが、今では鹿児島南部や大分でも栽培されていますが国の文化保護みたいなのに指定されて、なかなか手に入らないみたいです。
来年分を予約するみたいです。。

ひのみどり

これは15年前くらいから栽培されている比較的新しい品種。
熊本県産イグサのメイン品種だそうで、草が細く、枯れたような色が出てこないため他のイグサと比べ青々として色がいが特徴。
とても美しいイグサで、畳にした時も繊細で美しい畳になります。

イグサが細く花がないです。
最高級表のがひのさらさ(熊本城.金閣寺等で使用)
2番手のひのさくら
3番手のひのさやか
これらは、ひのみどりを使用しないと認定されないそうです。
在来種は、昔からある岡山県が原種みたいですね~

ビーグ

通常のイグサよりも数倍太いのが特徴。
主に沖縄で栽培されていて、その表皮はとても硬く丈夫です。
通常のイグサよりも強度的に優れていて、香りが強いのもこのビーグの特徴です。
ただし、生産量が少ないため、お値段もお高め・・・。

中国産イグサ

寧波や四川で作っています。
商品としても悪くはないみたいですね^^
日本の畳の8割以上は中国産が使われているそうです。

涼風(すずかぜ)

数年前から出てきた品種です。
バランスが良く、丈夫なのでなかり増えてきてます。


八尾のTen-to Houseにはこのイグサが使われてます♪

ちなみに日本で最高級のイグサは、広島県の備後表らしいです!
前の年に予約して買い、京都迎賓館でも使用しているそうです。
備後表は、中継ぎ表になるみたいです。

中継ぎ表について書いてあるブログを添付しておきます。

畳のサイズって決まってるの?

畳のサイズ、実は種類があるんです!
地方から上京した方で、
「え、6畳って聞いてたのになんか狭くない?」と思った経験のある方、いらっしゃいませんか?

それ、畳のサイズが地域によって違うからなんです!!
「えー、なんか損した気分~」
なんて言わずに、とにかくちょっと比較してみましょう!

京間(きょうま)

京間と呼ばれる畳のサイズは「191㎝×95.5㎝」で、
ここで説明する4種類の中で最も大きいものとなっています。
京都、関西地方、中国地方、九州地方などではこの京間をもちいているので、これらの地域から上京した方は、関東の部屋を見て
「せま!!!」
と思ってしまうかもしれませんね。
(後でも書いてますが、今は関西も江戸間(関東間)がほとんどかもですが笑)

中京間(ちゅうきょうま)

中京間のサイズは「182㎝×91㎝」で、京間の次に大きいものです。
使用している地域は、愛知、岐阜などの中京地区や、東北地方、北陸地方の一部、また、奄美大島などでも使用されています。

江戸間(えどま)(関東間)

中京間の次に大きいのが「江戸間(関東間)」と呼ばれるサイズ。
大きさは「176㎝×88㎝」で、全国の標準規格とされています。

関東地方、東北地方、北海道で用いられ、「五八間」や「関東間」とも呼ばれています。

団地間

五六間(ごろくま)とも呼ばれる団地間は、サイズが「170㎝×85㎝」で、
公団住宅、アパート、マンションなどで使われる大きさです。
一目瞭然ですが、4種類の中で最もサイズが小さい種類となっています。
それぞれ違う大きさの種類をご紹介しましたが、共通して言えることは、
「尺と幅の比率は約2:1」
ということです。

畳の種類ってどんなものがあるの? 

冒頭でも少し触れましたが、畳には大きさの種類だけでなく、他にも区別する「種類」があります。
代表的なものをいくつか紹介しますね!

縁付き畳

私たちが一般的に見る機会が多いのが、この「縁付き畳」ではないでしょうか。
畳の両端を布で覆っている「縁」のある畳のことです。


八尾のTen-to-house

縁なし畳

読んで字のごとく、縁のない畳のこと。
縁がない分、フィット感が縁付き畳よりもいいんです。


芦屋浜I様邸木のマンションリノベーション和室

和紙畳

イグサに近い風合い、肌触りで、イグサのように細くした和紙を編こんで作る人工の畳表。
大建工業さんが有名ですね^^

大建工業さんHP

床の間畳

床の間に敷く畳のこと。
材料、色、形を変えることができるので、アレンジ自在な畳です。

 

わら美人

最近話題になっている、衝撃緩和型畳床の「わら美人」。

特許を取得している畳床で、その最大の特徴はスタイロマットやわらを入れることで
・深みのある弾力
・断熱
・わらの中にB形シリカゲルが含まれており、調湿ができる。
というメリットをもつ優れた畳床です。

車いすで走行することもできるし、高齢者の足にも優しく、万が一転んでもけがをするリスクが軽減します。
また、ハイハイを始めたばかりの赤ちゃんや、床を転げまわる子供にも最適。
まさに、「立ってよし、座ってよし、寝転んでよし」な畳床なのです。

琉球畳って何?琉球風畳?

琉球畳って、最近よく聞きませんか?

リビングとかにある畳コーナーに敷かれることの多い琉球畳。
縁なし畳で、通常の畳の半分の大きさのもので、市井松模様に並べることでオシャレ感がアップしますよね。

琉球と聞くと、真っ先に思い浮かべるのは沖縄。
そう、この琉球畳は沖縄地方の畳に由来しているんです。

沖縄地方で栽培され、使用されているイグサは、「七島イ(しちとうい)」という種類で、一般の畳に使われているイグサより太く、表皮が強いのが特徴です。
この丈夫なイグサを使用するため、畳の角の部分を補強する役割のある畳縁が必要ないんですね。
現在では、畳表の製織技術が向上したため、一般的なイグサでも畳縁のない畳を作ることができるため、七島イを使用していなくても畳縁のない畳を琉球畳と呼びます。

ただし、厳密に区別するため、一般的なイグサを使用して作られた畳縁のない畳のことを「琉球風畳」と呼ぶこともあります。


19Houseの琉球風畳(熊本産減農薬イグサ使用)

畳の費用っていくらぐらいが相場?

畳は永久的に張り替えなくてすむものではないので、定期的に張り替えが必要になってきます。
その時にどれくらい費用がかかるのか、なるべく費用を抑える方法はあるのか、気になりますよね?

ここでは畳の張り替え方法や相場についてお話していきます。

張り替えの方法

畳を張り替える方法は、単に新しい畳に交換するだけでなく、他にも方法があるんです。
特に若い世代の方は知らない方も多いと思うので、詳しく見ていきましょう。

畳の裏返し

畳の裏返しとは、単純に畳を裏返すわけではありません(笑)
まず、畳床から畳表をはがします。
その畳表を、「裏返し」て劣化していない面を表にするのです。

畳表、実は両面使用できるようになっているので、先に表側にしていた面が劣化してきたら、裏返すことによってまるで新品のような畳になります。

ただし・・・
この裏返しができるのは、畳を張って3年程度しかたっていないもののみで、それ以上経つと劣化がはげしくなり、裏返しても変色していたりする可能性があります。
その場合は他の張り替え方法が必要になります。
ちなみに当然ですが、この裏返しは1つの畳につき1回しかできませんよ~。

畳の表替え

ここまで来たら、「表替え」という文字を見てだいたいどういう張り替え方法かわかりますよね?
そう、表替えは、畳床から畳表をはがし、畳表だけを交換する方法です。
畳表が新品になるので、畳を張ったばかりのイグサの香りが広がります。

ただし畳床が傷んでいる場合はこの張り替え方法はできません。
畳床が傷んでしまっていると、ところどころ凹んでいる部分がでてきたり、踏み心地がわるくなってしまいます。

その場合は、次に説明する「新調」をすることをオススメします。

畳の新調

これは文字通り、畳を全くの新品に交換すること、ですね。
表返しなどをしてメンテナンスはおこなってきたけど、新しいものを張ってから10~15年ほど経つ場合や、家具などを置いていたため凹みがある、などの場合は新調することをオススメします。

畳を張り替えるときの費用

畳の張り替え方法が色々あることがわかったところで、次はそれぞれの相場についてお話します。

わかりやすいように、表にまとめてみました。
あくまでも相場ですので、使っている素材(天然イグサなのか、和紙なのか、中国産イグサなのか、その他の素材なのか)などによっても変動する可能性があるので、ご了承ください。

張り替え方法 相場(1畳あたり)
裏返し 3,500円~6,000円
表替え 4,000円~9,000円
新調 7,500円~20,000円

1畳あたりの相場なので、6畳の部屋で裏返しであれば21,000円~36,000円ですが、新調となると45,000円~120,000円とかなりの差になります。

お金もかかるし、張り替えなんてしなくてもいいんじゃ・・・と思われる方もいてるとは思いますが、劣化するとイグサの保温効果や除湿効果が損なわれてしまうので、カビやダニの繁殖原因にもなってしまいます。

面倒くさがらずに定期的なメンテナンスを心がけましょうね♪

畳の縁って選べるの?

昔はそんなに種類のなかった畳の縁に張る布の模様。

今ってびっくりするほど種類があるんです!

無地でもカラー展開が一杯あるし、柄も古風な物からモダンな物、可愛い動物柄や乗り物柄など子供向けの物など、本当にバラエティ豊富。
張り替えの時にを変えることもできるので、その時の年齢、家具の雰囲気などによって畳縁の柄を変えるのも楽しいですね!
ちなみに僕がちょっとリサーチしたところ、某有名漫画の和柄畳縁もでていましたよ・・・笑

そのページに飛びます

今の時代って感じしますよね(笑)

畳の下地ってどうなってるの? 

さて、畳のお話をしてきましたが、ここでちょっと畳の下地についてもご紹介させてください。

藁床畳

乾燥させた稲藁を約40cm位積み重ねそれを強く圧縮して縫い止め、厚さ5cm程度の板状に加工するのが最も伝統的な製法であり、藁床(わらとこ)と呼ばれます。

メリットは稲藁が呼吸してくれるので、建材の床に比べて吸放湿に優れています♪
そして、稲藁と稲藁の間には空気層があるため断熱効果にも優れてます^^

ただ今の住宅で藁床を使ってる家・・・どれぐらいあるんでしょうね。。。

3型建材床

真ん中にポリスチレンフォーム、上下にインシュレンションボードを挟んだタイプ。
建材床どこといえば、この畳下地がよく使われています。

長所は、藁床の1/3ぐらいの重さなので製作が楽。
人口素材のため、虫が藁床よりもつきにくい。

注文住宅や役所関係でもこちらは使われています。

2型建材床

こちらは、建売住宅やマンションの和室でよく使われてる仕様。
厚みが薄くできるのも特徴です。
安価でお求めやすいw

2型ケナフボード

1番上に足当たりのいいケナフボードを使用しています。
結構高価な畳下地です。
スタイロが床にくっつくので左が下側になります^^

ちなみに弊社の畳下地はこれを使ってます♪

4.5畳の時の切腹の間の事

もう一つ、少し脱線した話にはなりますが、畳にまつわるお話をご紹介☆

みなさん、「切腹の間」って聞いたことありますか?
まぁ大体想像できると思いますが、「切腹する部屋」で、その切腹の間用の間取りがあるんです。

それが、4.5畳の大きさで、以下のような間取り。

武士が切腹をするときは、この風車の形に敷いた畳の中央部分で行っていたというのです。
・・・うん、縁起がよろしくない。
(真ん中で首を切ってここの畳だけを交換したとか・・・)

絶対他の畳にも血・・・・飛んでるやろ。。。

このことを知らない人が、4.5畳の部屋を作ったとき「切腹の間」がマイホームに誕生してしまう恐れが・・・
「じゃあ4.5畳の部屋は作れないってこと?でも4.5畳の和室ってきいたことあるで!」
と思われますよね?

大丈夫です。落ち着いてください。
4.5畳の和室は、もちろん作れます。
畳の敷き方を変えればいいだけ。

下の絵のように、切腹の間と逆方向に畳を敷くとあら不思議、「茶室の間」になるんです。

もちろん設計の段階で切腹の間にしないようにするのが設計士や工務店の仕事なのですが、まれに切腹の間が誕生してしまうことがあるそうで・・・
縁起の悪い部屋ができてしまわないように、これから家を建てる方、もし4.5畳の和室を作る際はきちんと確認されることをオススメします!!

ちなみにこんな感じで敷く4.5畳もありますのでこちらであれば気にしなくてもいいですよね^^

畳についてのまとめ

一言で「畳」といっても、種類や大きさが色々あることがおわかりいただけたかと思います!
関西のほうで使用している1畳と、関東で使用している1畳があんなに大きさが違うんやったら、関東から関西に来た人は「え、なんか広い!」って感じるんですかね(笑)

と言っても今は、関西も関東間で建ててるところがほとんどなのでそうはならないですけどねw

今はモダンな雰囲気の畳もあるので、リビングの一角に畳コーナーがあっても違和感なく存在することができます。
畳は日本独自のものだとお話しましたが、日本の気候、家屋に合うように発達したものだからこそ、畳という床材、技術をなくさずにいたいですよね。
若い世代の方はあまり畳に親しみがないかもしれませんが、畳の香りが広がる部屋で大の字に寝っ転がるのって、とっても気持ちいいですよ(^^♪

これからお家を建てる方も、ぜひ和室を作ることも検討してみてくださいね☆

このブログは弊社でいつもお世話になっている、一級畳制作技能士の楢原さんに色々聞いて書きました♪
楢原さんいつもありがとうございます^^

この記事を書いている人 - WRITER -
大阪市住吉区で居心地の良い家を、住まい手さんと一緒に楽しく作っています。
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