無垢の杉フローリングだと埃が舞わない?
「無垢の杉フローリングは埃が舞わない」って聞いたことはありますか?
知らなかった方は、これを聞くといろいろ疑問がわいてきますよね?
杉フローリングだけ?クッションフロアなどは埃が舞いやすいの?などなど・・・
今回はそんな疑問にお答えしたいと思います!
目次
なぜ杉の無垢フローリングは埃が舞わないのか?
杉やその他の柔らかい木を使った無垢フローリング全般に言えることですが、無垢フローリングだと埃が舞いにくいのは事実です。
なぜか・・・?
それは、静電気が関係しています。
天然の木を使った無垢フローリングは静電気が起こりにくいので、埃を吸着しにくく、かつたまりにくいのが特徴です。
また、無垢フローリングは常に「呼吸」しています。
つまり、湿気の多い夏は湿気を吸い、乾燥している冬場は木の湿気を吐き出してくれます。
木の表面に常に湿気がある状態だから、仮に埃が積もっても湿って塗れた状態に。
結果、埃は重くなって空気中を舞うことはありません。
こんな理由から、無垢フローリングは埃が舞いにくいんです♪
複合フローリングの場合は埃は舞うの?
表面に樹脂やオレフィンのシートが貼られている複合フローリングは、静電気が発生してしまうので埃を吸着しやすくなります。
吸着するものの、無垢フローリングのように湿気で埃を濡らしてくれないので、積もった埃の上を歩いたり、いきなり掃除機をかけてしまうと埃が舞ってしまいます。
舞った埃は、床の静電気に吸い寄せられ再び着地する、という悪循環が起きてしまうのです。
クッションフロアーの場合は埃は舞うの?
複合フローリングほどではありませんが、やはり無垢フローリングに比べると静電気も起こりやすく、その分埃が舞いやすくなります。
以前のブログでもお話ししましたが、マンションではクッションフロアが使われているところが多いので、それを無垢に変えるのは難しいですが、対策はできます。
対策方法については後述します♪
コルクタイルの場合は埃は舞うの?
コルクタイルのフロアは、無垢のフローリング以外の素材の中では一番埃が舞いにくいフロアです。
理由は、コルクの表面にある細かい凸凹。
この凸凹によって埃が舞いにくくなります。
ただし、複合フローリングやクッションフロアに比べると、価格はちょっとお高めです。
そもそも埃はどこからやってくる?対策方法は?(ちょっと余談)
掃除しても掃除してもどこからともなくやってくる埃…。
一体どこからどんなふうにやってくるのでしょう?
少し余談ですが、埃とはそもそも一体なんなのか、どこからやってくるのか、そして、対策方法についてもお話しします。
埃とは?
埃とはそもそも何からできてるのでしょう?
埃の正体は、繊維の屑。
そこに垢やフケ、皮膚、花粉などが混ざっていることも。さらにダニの死骸、菌やウイルスがついていることもあるんです!
聞いてるだけで気分が悪くなっちゃいますね…。
そんなほこりは、静電気が大好き。静電気が発生するところにくっつきます。
「うん、だから静電気が発生する床は毎日掃除機かけてるよ!」と思た方。
実は壁にも静電気は発生して、埃がくっついているんです。
その壁の埃が床に落ちてくるので、床をどれだけ掃除しても、次から次へと溜まってくるんですね。
埃が舞わない対策方法は?
埃の大好物が静電気だということはわかりました。
と、いうことは、静電気を起こさないようにすれば、埃が溜まりにくい環境にすることができる、ということです!
ホームセンターなどで売っている静電気除去ブラシなどを使ってこまめに壁をなでるだけでもだいぶ違います!
他にも除電グッズはいろいろと販売されているので、ご家庭に合ったものを選んでくださいね。
埃は放っておくと、喘息の発作の原因になったりと、健康被害を引き起こします。
でも毎日毎日掃除機をかけるのは無理…という方は、ぜひ除電をしてみてください!
みなさん、敵は床だけではなく壁にもくっついてます!
無垢の杉フローリングだと埃が舞わない?のまとめ
杉など、柔らかい木でできた無垢のフローリングは埃が舞いにくいということがおわかりいただけたでしょうか。
埃が積もるのは仕方ないとして、それが舞うか舞わないかでは大きな違いがあります。
僕もいろいろなフローリング材を見てきて、やはり杉の無垢フローリングが一番埃が舞いにくい思います。
もちろん僕が無垢の杉フローリングを使う理由はそれだけではないですが、やはりせっかく無垢フローリングにするなら杉をおすすめしたいです。
無垢フローリングは安いものではないですが、風合いや年月を経て出てくる味わい、そして今回ご紹介した埃のことを考慮しても、無垢の杉フローリングにする価値はあります、と自信をもって言えます♪
杉マニアより(笑)
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