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地鎮祭ってやったほうがいいの?

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家を建て始める前に行う地鎮祭。

よく目にする光景ですよね。

「あ~、あそこに家が建つんやな~」
と周りの人も認識できます。

そんな地鎮祭ですが、必ず行わなければいけないものなのでしょうか?
きっと疑問に思っている方も多いはず!

ということで、今回は地鎮祭をやったほうがいいのか、そもそも地鎮祭とは何なのかについて、メリットデメリットなどを交えながら解説していきたいと思います!!

地鎮祭とは?

そもそも地鎮祭とは一体なんなのでしょうか。

大体の意味はわかっていても、具体的な目的、どのタイミングで行うのか、誰が行うのかなど、はっきりとは知らない方も多いのではないでしょうか。
ここではまず、「地鎮祭とは」について詳しく説明していきます。

地鎮祭の意味

地鎮祭とは、施主およびその家族だけでなく、工事関係者や神主さんが建設予定地に集まり、神様に

・新築工事をすることを報告
・その土地の利用許可
・工事の安全および転入後の生活の安泰祈願

をすることです。
一般的には地鎮祭の準備や手配などは施工業者が行うことがほとんどです。

ちなみに地鎮祭の起源は古く持統天皇の御代(西暦690年)にはすでにこの祭の記録があり、古代より土木・建築等に伴う重要な祭りとして行われてきたみたいです♪

地鎮祭の実施タイミング

地鎮祭を行うタイミングは、新築工事に関わる全てのことを始める前に行います。
工事の安全祈願も含まれているので当然ですよね。
地鎮祭の日取りは、「大安」「先勝」の午前中「友引」の午前中か夕方に行うのが一般的なので、施工業者と相談しつつ、神主さんの都合なども含め調整してもらいましょう。

地鎮祭の費用ってどれくらい?

次に、地鎮祭を行う際の費用について、です。
一般的には3万~5万円と言われています。
神主さんへの初穂料として用意し、また別で酒代が必要なケースもあります。
地鎮祭の費用は、地域および施工会社が依頼する神社によって違ってくる場合があるので、事前に施工会社にきちんと確認しておきましょう。

地鎮祭の流れ

一般的な地鎮祭の流れをご紹介します。

1.神主さんからの挨拶
まず神主さんから、地鎮祭開始の旨、また手順や作法などの説明があります。

2.修祓(しゅばつ)
神主さんにより、お供え物や出席者のお祓いが行われます。

3.降神の儀(こうしん)
神主さんが神様を祭壇に呼ぶ儀式です。「オオ~」と声を発して降臨してもらいます。

4.献饌の儀(けんせん)
神主さんが神様にお酒、お水、お供え物を捧げます。

5.祝詞奏上(のりとそうじょう)
その土地で新築工事が行われることを神様に報告する儀式です。

6.四方祓い(しほうはらい)
神主さんにより、土地の四方が清められます。

8.地鎮の儀
ススキを立てた盛砂に設計が刈初(かりそめ)、お施主さんが穿初(うがちぞめ)、施工者が鍬入れ(くわいれを「えい、えい、えい」と言いながら入れます。

9.玉串奉奠(たまぐしほうてん)
榊に紙垂のついた玉串を神前に捧げます。
これは出席者全員が行います。

10.撤饌(てっせん)
お供えしたお水やお酒の容器に蓋をします。

11.昇神の儀(しょうしん)
神籬に降りてきて頂いた神様にお帰りいただく儀式です。

12.直会(なおらい)
出席者全員で乾杯をし、お神酒をいただきます。

全ての工程を行うのに所要する時間は大体30分~1時間程度です。
地鎮祭の後にご近所への挨拶まわりをするのもいいですね。

地鎮祭をしない人っている?

私たち日本人は昔から
「土地に家を建てる=地鎮祭をする」
というイメージを持っていますが、最近では地鎮祭をしない人がいるのでしょうか?
地鎮祭をしない人の割合などを見てみましょう。

地鎮祭はあくまでも宗教的な意味合いがある

地鎮祭は仏教や神道など、宗教が根本にあります。
ですので、もしそれらの宗教を全く信じていないのであれば地鎮祭を行う必要はないでしょう。
ただし信じていないとしても、のちのち何かが起きたときに
「ああ、あのとき地鎮祭をきちんとやっておけば・・・」

などと思ってしまう可能性が少しでもあるのであれば、やっておくに越したことはないでしょう。

やらないからといって大工さんが困るわけではない

「地鎮祭をやらないと、大工さんや施工会社が困ってしまうのでは・・・」
と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
地鎮祭はあくまでも神様にお願いする儀式であって、大工さんを労ったり、建設に力を入れてくれるようお願いする儀式ではありません(笑)
どちらかというと、大工さんを労うという意味では「上棟式」が当てはまります。
ですので地鎮祭をしないからといって、大工さんが困ったりやる気をなくしてしまう、なんてことはないので安心してくださいね。

上棟式ってやった方がいいの?上棟式って何?

地鎮祭をしない人の割合

では、気になる「地鎮祭をしない人の割合」ってどれくらいなんでしょうか・・・。

ちなみに建売住宅の場合は、地鎮祭をしないことがほとんどです。
ですので、基本的に注文住宅の場合のみ、地鎮祭をするかしないかの選択肢があるのです。

そしてその中でも、現在若い年代を中心に地鎮祭を行わない人たちが増えてきています。
なかには、過去数年で地鎮祭をしたお施主様と地鎮祭をしなかったお施主様の割合は半々だった、という施工会社もあります。

前述したとおり、地鎮祭をしなかったからといって何かが起こるわけでもありません。
また現在では共働きの夫婦も増えており、地鎮祭の日程調整が難しいというケースもあるようです。

このほか、建設予定地が遠方である、工期の都合でスケジュール的に地鎮祭をやることが不可能などの理由も聞かれます。
理由はさまざまですが、地鎮祭をしないケースが増えているのは確かなようですね。

ただし・・・藏家の地鎮祭率は100%やってます(笑)

地鎮祭をするメリット

地鎮祭をしないひとが増えてきている現代ですが、地鎮祭をするメリットもたくさんあります。
どんなメリットがあるのか、詳しくご紹介します。

気持ち的気に安心できる

先ほども少し触れましたが、地鎮祭をしなかった場合、のちのち何か起こったときに
「地鎮祭をしなかったからだ・・・」
と思ってしまう可能性があります。
また、本人たちがそう思わなくても、家族や親戚がそう思ったり言ったりしてくるという場合もあります。

そうならないために、「安心」として地鎮祭を行っておく、というのもメリットの1つですね。

ご近所に周知できる

これは特に、古くからある地域に新しく家を建てる場合に当てはまるメリットと言えるでしょう。
新規分譲地区では、そこに家を建てるほぼ全ての人がその土地の人ではありませんが、古くからある地域に家を建てる場合は、地鎮祭がご近所さんへの挨拶となることも。
また、地鎮祭を行うことでご近所さんへ「きちんとしている」という印象を持ってもらう機会にもなります。
地鎮祭の後、直接ご近所さんへ挨拶に行くのも、その後のお付き合いをスムーズにするためにもいいかもしれませんね。

家族との思い出が増える

一生のうちに、新築を何回も建てる人はそうそういませんよね。
ということは、地鎮祭自体もそう何回も経験することではありません。
ほとんどの人が、自分の家を建てるための地鎮祭は一生に一回あるかないか、ではないでしょうか。

そんな希少な地鎮祭は、家族にとってもいい思い出になるでしょう。
地鎮祭はお家を建てるスタート地点です。
その時の様子を写真に取っておいて、家が建った後に家族と見返すのも素敵ですよね。

地鎮祭をするデメリット

地鎮祭をするとメリットもある反面、デメリットもあるのも確か。
ここではデメリットをご紹介するので、先ほどご紹介したメリットも含め、検討材料にしていただければと思います。

お金がかかる

先ほどもご説明しましたが、地鎮祭にかかる費用は大体3万~5万円程。
これを大きい額ととらえるか小さい額ととらえるかはそれぞれの考え方にもよりますが、どちらにしてもタダではないのは確かです。

予算的なこともありますし、この費用が高いと感じるのであれば、これはデメリットと言えるかもしれません。

スケジュールの調整が必要

地鎮祭をするのに適した日取りは、大安、先勝、友引の午前中とされています。
さらにそこから、神主さんの予定、ご自身、ご家族の予定など、スケジュールの調整が必要となってきます。
共働きのご夫婦も増えていますし、なかなか休みが取れない場合もありますよね。
そんな場合は、スケジュール調整が少し苦痛に感じてしまうかもしれません。

地鎮祭そのもの以外にも時間がかかる

地鎮祭そのものにかかる時間はおよそ30分~1時間。
しかしその前後の打ち合わせや移動など含めると、半日仕事となります。
お仕事が忙しい方や、遠方に住んでいるご家族を呼びたい方などは、もっと時間がかかってしまうかもしれません。
地鎮祭そのものの時間だけでなく、それ以外の時間も考慮してスケジュール調整をする必要があります。

簡易的な地鎮祭もある!

「地鎮祭はめんどくさい」
「時間がかかるのはちょっと・・・」
「費用が高すぎる・・・」

と感じる方のために、簡易的な地鎮祭、というものがあります。
簡易的な地鎮祭には2通りあるので、それぞれご紹介いたします。

自分たちでやる

「セルフ地鎮祭」と呼ばれるもので、神主さんを呼ばず自分たちで簡易的に地鎮祭を行うというものです。
セルフ地鎮祭に必要な物は
・洗米(一度洗って乾かしたもの。半合ほどが目安)
・清酒(1カップ)
・粗塩(1カップ)
の3つ。

手順としては、
1.土地の四隅と中心の計5か所にお米を撒く。
この時の順番は、
東の角地→南→西→北→中心
です。
2.同じ順番で、次に粗塩を撒きます。
3.最後に清酒を撒きます。
誰が何を撒くか事前に決めておきましょう。
一般的には、施主がお米、家族が粗塩、清酒という担当です。

最後に土地の中心に家族で集まり、お祈りをします。
その際に、その土地に住む旨を神様にお伝えするといいでしょう。

ご祈祷しに行く

これは神主さんに来てもらうのではなく、自分たちで神社などに行き、祈祷してもらうという方法です。
神社にもよりますが、既定の用紙に施主氏名、施工会社、施工住所などの情報を記入し、神前で工事の安全や家族反映を祈祷してもらいます。
祈祷後にお札や鎮め物がもらえるので、それらは施工会社にお願いして埋納してもらいます。
初穂料(費用)は神社によって異なるため、事前にきちんと確認しておくことが大切です。
また、神社の祭典などがあり祈祷してもらえない日もあるので、突然行くのではなくスケジュールをきちんと確認してから行くのがおすすめです。

今回コロナ禍という事もあり、島本町のsumitsubo houseと八尾のTen-to houseはこのパターンでさせて頂きました。

島本町のsumitsubo house地鎮祭

八尾のH様邸木の家新築工事着工(Ten-To House)

地鎮祭はやったほうがいいのか、のまとめ

いかがでしたか?
さまざまな理由から、地鎮祭をしない人が増えているのは事実です。
しかし、僕は地鎮祭をやることのメリットのほうが多いのではと考えています。
安心料、一生に一度あるかないかの機会、家づくりに関わる人たちとの顔合わせ・・・これらができるのが地鎮祭だと思っています。
めんどくさいと感じてしまう方もいるとは思いますし、実際やらなくてもいいことならやらないほうがいいのでは、と思われる方もいるかもしれません。
そう、やらなくてもいいんです。
もちろん、地鎮祭をしなかったからと行って、僕たち施工側が手を抜くなんてことは一切ありません!

でも、やってほしい。
れが僕の本音です(笑)

過去の地鎮祭ブログです^^

地鎮祭

K様邸地鎮祭

19HOUSE 木の家新築工事 G鎮祭(≧∀≦) 2017.3.29

大阪府交野市 K様邸木の家新築工事地鎮祭~地盤改良工事 2017.7.21

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