藏家(くらや)は、大阪市住吉区で『お客さまとコミュニケーションを深く図る』をモットーにする住吉区の工務店です。

プレゼント付きメルマガはこちらから!

イケアのTRÅDFRI トロードフリ 調光キットを使ってみた【スマート照明】

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
大阪市住吉区で居心地の良い家を、住まい手さんと一緒に楽しく作っています。
詳しいプロフィールはこちら

IKEA  TRÅDFRI トロードフリ調光キット, 光色切替えタイプ 

今回、兵庫区のO様邸のマンションリノベーションをさせていただいたのですが、寝室の電球に北欧家具IKEAのトロードフリ調光キット(光色切り替えタイプ)を使ってみました!

こんなのです。
これがなかなか良かったので、紹介させていただきます。
安くて取り付けがお手軽、そしてリモコン操作でぱぱっと明るさや色を調節できるという優れもののスマート照明です。
機器を追加すれば、今話題の「オッケー グーグル、部屋の電気つけて」なんて音声制御もできてしまいます。

ということで、イケアのスマート照明「トロードフリ・調光キット」の実際の使い心地と、商品内容をまとめてみました。

TRÅDFRI トロードフリ調光キットの値段と中身

今回使ったのは、北欧家具IKEAから販売されているスマート照明「トロードフリ 調光キット(光色切り替えタイプ)」です。
中身はとてもシンプルで、電球とリモコンだけです。
「え、これだけ?」という感じです。
電球とリモコンがセットになって税込2,999円。これは激安です。
普通、スマート照明の電球1つだけでそれ以上の値段はします。追加で電球を買う時は税込1,799円です。

電球

調光キットには電球が1つ入っています。見た目は普通の電球ですが、少し重さがあります。
電球の内部に、スマート照明を制御する機器がいろいろ入っているのでしょう。
口金の大きさはE26,E17,GU10と3種類あります。
普段使っている電球が標準的な大きさであれば、まず間違いなく交換して取り付けられるはずです。
心配な場合は、一応大きさを確認した方がいいでしょうね。

リモコン

電球とセットでリモコンが入っています。
リモコンは円盤の形をしており、見た目はすっきりとシンプル。
お掃除ロボ・ルンバを小さくしたような形です。表面にスイッチがついています。
リモコン受けは円形で表面にマグネットがついており、リモコンの裏とカチッとくっつきます。
リモコン受けを壁に取り付ければ、リモコンの収め場所にも困りません。

トロードフリ調光キットを3ステップでセッティング

トロードフリの調光キットは、セッティング方法もとっても簡単です。

1.リモコンにボタン電池を入れる。
2.今まで使っていた電球をソケットから外す。
3.トロードフリの電球をソケットに取り付ける。

たった3ステップでセッティングが完了します。

電球とリモコンで完結しているので、わざわざ専用の照明器具を買ったり工事したりしなくても、ソケットに差すだけで使えるんですね。
取り付けや電池のセットはそれぞれ1~2分で終わるので、自宅にトロードフリが届いてからものの5分のうちに、スマート照明をぴこぴこと楽しめます。

トロードフリ調光キットで調節できること

では、いよいよセッティングしたトロードフリ調光キット(光色切り替えタイプ)を調節してみたいと思います。
動画にも撮りましたので、ぜひ参考にしてください。
操作は簡単ですし、そのわりに結構細かく調節できるのがわかると思います。

カラーを3種類に調節できる(光色切り替えタイプのみ)

まず、好みに応じてカラー(色温度)を3種類に切り替えられます。
動画で見てもわかりますが、かなりしっかり切り替わります。
通常は、電球を買う段階で「白光色」「橙色」のようにカラーを選ばなければなりませんが、トロードフリであればリモコン1つで部屋に合うカラーに切り替えられます。これは便利。
部屋はそのままで雰囲気を変えられるのがいいですね♪
ちなみに、調光キットには「光色切り替えタイプ グレー/ホワイト」と「単色のみ」のものがあります。
カラーを切り替えられるのは、「光色切り替えタイプ」だけなので注意してください。
部屋ごとの雰囲気を切り替える必要を感じないなら、単色系を買えば十分でしょう。
リモコンの真ん中にオン/オフスイッチがあり、カラーの切り替えは左右の< >マークがついているボタンで行います。
何色に切り替えられるか見てみましょう。

ウォーム(暖色ホワイト)

暖かみのある目に優しい色です。
ムードを出したい時や、寝室に向いている色ですね。
調光次第では、本を読むには暗いと感じるかも。

コールド(ホワイトスペクトラム)

真っ白に眩しく輝く色です。動画で見ると、少し青みがかっていますね。
病院の廊下の照明のようなイメージです。
トロードフリ調光キットは全体的にかなり明るいのですが、その中で一番眩しい色です。
電球をむき出しにして調光を最大にすると、やや目に痛いほど明るくなります。
トロードフリの表記では「ホワイトスペクトラム」となっています。

中間(温白色)

ウォームとコールドの間の色です。
どんな部屋にもなじみそう。バランスの良い色です。

明るさを細かく調節できる

トロードフリ調光キットは、リモコンのオン/オフスイッチの上下についているボタンで明るさを調節できます。

動画で見てもわかるように、調光を最大にするとかなりの明るさになります。
光の強さは980ルーメン。一般電球の60W形は810ルーメンなので、一般のものより光は強いです。
出力最小でも豆電球よりは十分明るいので、ほのかな明かりを配置したい時にはやや不向きかもしれません。

10個まで同時操作可能

トロードフリ調光キットは、10個まで1つのリモコンで同時操作できるという利点があります。
いちいち別のリモコンを買わなくても、電球を追加で買えばいいだけなので、これもありがたいですね。
ちなみに、ただ電球を買ってきただけでは同時操作できるようにはなりません。

新しい電球を1個1個、個別にリモコンとペアリングする必要があります。

ペアリングの方法① 他のトロードフリの電球を外す

ペアリングをする方法を説明します。
まず、ペアリングをしたい電球以外のトロードフリの電球をすべて外します。
リモコンは10メートル離れても反応してしまうので、ペアリング済みの別の電球が隣でソケットについていると、新しい電球をうまくペアリングできません。
たとえば、5個の電球を同時操作したい場合は、1個ずつとっかえひっかえしてペアリングしていかないといけないわけです。

ペアリングの方法② ペアリングをしたい電球をソケットに取り付ける

そのあと、ペアリングをしたい電球のみをソケットに取り付けます。
ソケットに取り付けた電球が光ったら、次はリモコンを操作します。

ペアリングの方法③ 電球のそばでリモコン内部のボタンを長押しする

リモコンの裏についているフタをマイナスドライバーなどでぱかっと開けると、中にボタンが見えます。
ソケットに取り付けられて光っている電球にリモコンを2㎝以内まで近づけ、内部のボタンを長押しします。
商品説明には10秒と書いてあるのですが、長押ししている間に電球の明かりがちょっと暗くなるというか、揺らぎます。これでペアリング完了です。

 

動画で撮影してみました。結構簡単に操作できます。
こちらから購入できます。 ←送料はかかりますが、ネットからも購入可能です。
室内のムードを簡単に変えれて、調光も色温度調整もできるんです♪

 

スマホ操作やスマートスピーカーに対応

今回、O様邸では調光キットを使っただけなのですが、トロードフリはそれに加え、スマホ操作やスマートスピーカー(音声操作)ができます。
トロードフリをスマホ操作できれば、リモコンを取る手間すら省けてしまいます。
また、スマートスピーカーにも対応させると、「アレクサ、電気をつけて」と指示するだけで電気がぱっとつく、といった未来的な生活を楽しめます。

もちろん、それを便利と感じるか面倒と感じるかは、人によって違います。
基本的には電球とリモコンだけでも十分便利なので、スマホ操作やスマートスピーカーはあくまでオプション的な要素です。

トロードフリをスマホ・スマートスピーカーに対応させる方法も見てみたいと思います。

ゲートウェイを追加する必要がある

実は、調光キットだけではスマホ・スマートスピーカーに対応させることはできません。
調光キットをセッティングしただけの状態で「アレクサ、電気をつけて」と指示しても、誰もいない部屋で独り言をしゃべっているだけになってしまうので注意しましょう。


これらに対応させるには、トロードフリのゲートウェイを追加購入する必要があります。税込4,449円です。
ゲートウェイというのは、スマート照明とスマホ・スマートスピーカーの間を取り持ってくれる仲介人みたいな役割を果たしてくれます。
これがないと、リモコン以外のスマート制御ができないわけですね。

リモコンも忘れずに

スマホ操作したい人は、「なら、ゲートウェイと電球だけ買えばOK!
リモコンは必要ないし、買わなくていいや」と思うかもしれませんが、これは間違い。
スマホ操作にリモコンは必須です。
スマート照明の指示系統は、スマホ(スマートスピーカー)→ゲートウェイ→リモコン→電球という流れになっているため、リモコンがなくなるとスマホ操作も音声操作もできなくなってしまうので、注意しましょう。

近未来化には、何事もお金がかかるというものです。

スマホでトロードフリを操作する手順

スマホで操作する場合の手順を見てみましょう。

スマホにアプリをインストールする

まず、スマホで操作する場合は、スマホにアプリをインストールする必要があります。
Appleストア、GooglePlayのどちらからでもインストールできます。

ゲートウェイをセッティングする

その次に、ゲートウェイをセッティングします。
ゲートウェイは有線でWiFiルーターにつなぐ必要があります。
そのあと、ゲートウェイとトロードフリのリモコンを接続します。
リモコンをゲートウェイに近づけ、ペアリングボタンをすばやく4回押し、そのあと長押し。
すると、ゲートウェイがデバイスを探し、リモコンと接続されます。
これにてセッティングは完了。ペアリングされている照明がアプリ上に1つずつ表示され、操作できるようになります。

個別セッティング・グループ化も可能

リモコンだとペアリングした照明は同時操作しかできませんが、スマホのアプリだと電球を個別に操作したり、グループ分けして操作したりできます。
リビングダイニングの場合、リビングとダイニングを別々のグループにして調光する、というようなこともできます。
食事後にリビングのソファでくつろぐ際に、「あ、ダイニングの電気消してきて」なんて面倒なことをする必要もなく、手元のスマホでぱっと消せるわけです。
これはストレスフリーですね。

スマートスピーカーで操作できる

スマートスピーカーでの操作も可能です。
Apple HomeKit、Google Assistant(Google Home)、Alexa(Amazon Echo)などなど、主要なスマートスピーカーに対応しています。
トロードフリアプリで照明ごと、グループごとに名前をつけられるので、その名前を呼べば反応してくれます。

「OK Google、リビング着けて。」
「アレクサ、キッチンを消して。」
「Hey Siri,寝室のライトを暗くして。」

このように、オン・オフだけでなく、調光もできます。
全部事前に設定するのが若干面倒ではありますが、慣れている人であれば楽しんでできるでしょう。

トロードフリ調光キットのメリット・デメリット

ここまでざっと機能を見てみましたが、使ってみて感じたメリット・デメリットを書いてみます。

メリット1:価格が安い

なんといっても、価格の安さ!
これが一番のメリットです。
電球+リモコンで税込2,999円です。スマート照明としては、安すぎます。
電球1個だったら税込1,799円。これも安すぎる・・・。
安い安い言ってますが、本当に安いです。
スマート照明で有名なPhilips Hueは、電球1個で最安2,788円。

スマートライティングを実現するには、Hueブリッジというゲートウェイを必ず買わなければならず、電球3個+ブリッジ1つのスターターキットが17,005円もします。
それが2,999円から買える。
もちろん、リモコン操作だけしかできないという制限はついてますが、お手軽に調節できて十分使えます。

スマホ・スマートスピーカーを使いたい場合であっても、ゲートウェイは税込4,449円で買えます。
Philips Hueのスターターキットと同じ電球の数をそろえても、合計11,046円。6000円くらい安い・・・。
その分、Philips Hueに比べて調光や調色のバリエーションは少ないですが、むしろシンプルで使いやすいともいえます。

メリット2:取り付けが簡単

トロードフリ調光キットは、なにしろ取り付けが簡単です。自宅に届いてから、5分ほどで電球をリモコン操作できます。
工事が要らないので、賃貸でも使いやすいです。
機械に慣れていない人でも、そんなに迷わず使えます。

デメリット

あえてデメリットを挙げるとしたら、形です。電球部分が小さく、プラスチック部分が多いのがいまいち。
また、説明書が図解のみでわかりにくいです。
使う時はネット上の情報を参考にした方がよさそう。
とはいえ、形は人によって好き好きでしょうし、それを差し引いても十分おすすめです。

まとめ:スマート照明の中でもトロードフリは安くてお手軽

というわけで、トロードフリの調光キット、なかなかおすすめです。
これまで、照明をリモコン操作したい時は照明器具一式を買うしかありませんでした。
あるいは、工事して配線してもらうか、ですね。
それが工事不要で、電球を付け替えるだけでリモコン操作を実現できてしまうので、とってもらくちんです。
しかも、安い。
スマホ操作や音声操作の設定もそこまで複雑ではありません。
寝るときに壁のスイッチを切ってからベッドに入る・・・など、時には面倒くさいものです。
もっとかったるいのは一度ベッドに入ってしまった時です。
わざわざ電気を消しに行く気にもなれません。
トロードフリ調光キットはささっとベッドに入って電気をオフにできるので、そんな悩みを解決してくれます。
今回使った調光キットはボタン式リモコンでしたが、その他には、さらに小さいリモコンで調光のみできるタイプ(税込2,499円)、人感センサーで点灯する「モーションセンサーキット」 (税込2,999円)なども売っています。

電球はどのタイプとも組み合わせられるので、お家のニーズに合わせて使ってみてはいかがでしょうか?

この記事を書いている人 - WRITER -
大阪市住吉区で居心地の良い家を、住まい手さんと一緒に楽しく作っています。
詳しいプロフィールはこちら