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大和張り(やまとばり)でできた塀とは?木の家に合う大和塀についてのご紹介

2019.7.10カテゴリ|知って得する情報,大和張り(やまとばり)でできた塀とは?,Other

歴史のある場所で住宅が密集する場所は、お隣との境界線があやふやなことが結構多い。
住宅を建て替える時に結構そんな物件があるんですよね。

トラブルを未然に防ぐためにも、家を建てた際に合わせて塀をつくろうと考える方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが大和張り(やまとばり)でできた塀。
大和塀ともいいます。

先日、お客さまとの打合せで提案されたときに、私自身も「木の家に合うやん♪」と感じました。
とはいっても、大和塀ときいてピンとくる方はなかなかいませんよね~

そこで今回は、木の家にあう大和張りの塀の歴史や材種、似ている塀などについて詳しく紹介します。
本記事を参考に、木の塀の事を知ってもらえたらと思います

大和張りの名前の由来は大和打ちからきている

大和張りの名前の由来は、大和打ちという板の張り方をしているからです。
大和打ちとは、板を内側と外側で交互に張ります。
内側と外側で多少重なるイメージでデコボコにしています。

(町で見かけた、多分60年以上は立ってる大和塀)

大和塀は、規則正しくデコボコした仕上りになります。
板と板の間に自然と隙間が生まれ、風が通りやすく板が乾燥しやすいです。

乾燥しやすいので木材に優しく、木が長持ちしやすいです。

大和塀は、古い家や神社などでもよく見られますよね。
もしかしたら、みなさんも1度は目にしているかと思います。

大和塀は内側と外側で交互に凹凸になるように張り付けますが、隙間が生じてしまいます。

大和塀は外から中は見えないの?

結論からいうと、外から中は微妙に見えるって感じです。。。
板を張る枚数や密度、厚さによってデコボコの間隔が違うので隙間の大きさが変わります。
斜め横から覗き込める隙間ができる為「完全に見えない」とはいいきれません・・・

とはいえ、完全に外から見えない塀はセキュリティが高いと感じがちです。
ですが、実際には周りから中を見ることができないため、通行人が危険に気づきにくいんです。

たとえば、空き巣や泥棒が侵入した場合。

侵入者に一度塀を越えられてしまったら、塀の中からしか危険を察知することができません。
通行人は、侵入する瞬間を見ていれば気づくものの、侵入後は塀の中の様子がわかりませんよね。
つまり、防犯用の塀が侵入者を逆に助ける働きをする可能性があります。

これらを踏まえると、塀は多少外から見えるくらいのほうが防犯性に優れていることがわかります。
大和塀は斜め横から覗き込める隙間が少なからずありますので、防犯性の高い塀ともいえますね。

 大和塀は木材でできている

大和塀に使われるのは木材です。
木材を使うため、 木目に味が出たり風合いを感じやすかったりするなどの特徴があります。
大和塀を採用することで、温かみが感じられるお家になりすよ。

今はアルミの塀やフェンスが主流ってホント?

近年、自宅の塀にはアルミ製やフェンスを採用することが増えています。
これには、「重量」「価格」などの理由が考えられます。
たとえば、アルミ製の塀は、軽さの割に耐久性があります。
また、デザインはシンプルなものから奇抜なものまで豊富です。
一生使う塀ですので、耐久性を考えてアルミ製を選ぶ方も少なくありません。

また最近の若い方は、見た目よりも価格で選ぶことが多いです。
フェンスには、安価なものからこだわり抜いて作られた高価なものまでさまざまあります。
ですが、フェンス=区切りといった考え方をすることがあります。
隣の家との区切りができればいい方の多くは、安くてすぐ手に入るフェンスを採用します。

塀の「重量」や「価格」で選ぶ方が増えているということですね。
でも・・・せっかく木の家に住むなら、大和塀を採用して見栄え良くしたいと考えるのは私だけでしょうか・・・

ちなみにですが、アルミでも大和塀はあるみたいです♪

タカショーアルミ大和塀

 

大和塀はナチュラルな印象を与える

大和塀は、通行人にもナチュラルな印象を与えます。
さらにプライバシーを守りやすく安心して生活することができます。
また植栽との見た目の相性も良いので家に自然と馴染みやすいです

大和塀は誰が施工するの?

大和塀の施工は、基本的に大工さんが担当します。

塀の大きさや長さ、種類など、ご自宅に合うものをご提案します

ほかにはどんな板塀があるの?

板塀には

・簓子塀(ささらこ塀)
・源氏塀(げんじべい)
・透塀(すかしべい)
・笠木板塀(かさぎいたべい)
・板塀(鎧張り)

といったものがあります。まぁ、他にもあると思いますが・・・・
では1つずつ説明しますね。

 

・簓子塀(ささらこ塀)

簓子塀(ささらこへい)は、横板を羽重ねに張って下見板に簓子を付けた塀です。

⇑こんな感じです。

デジタル大辞泉 ささらこの解説に飛びます。

もちろん弊社では作ったことないですよ・・・・

 

・源氏塀(げんじべい)

源氏塀(げんじべい)は、塀の腰(中心)にあたる「腰長押(こしなげし)」と笠木との間にたすきが付いたものです。
さらに塀が地につく「地長押(じなげし)」との間には、簓子(ささらこ)板や羽目板を採用します。
数寄屋などに使われることが多いです。

こちらもやったことはないです・・・

 

・透塀(すきべい)

透塀(すきべい)とは、中程部分を連子(れんじ)や透かし彫りにします。
そのため、内部が透けているように見えます。神社などに使われることが多いです。


デジタル大辞泉の解説

も・・・もちろんやった事ないです・・・💦

 

・笠木板塀(かさぎいたべい)

笠木板塀(かさぎいたべい)とは、塀の上部に横木(笠木)を置いたものです。


藏家施工:みかん越しの家

これは塀の上に笠木があるタイプの事を言います。

 

・鎧張り塀(よろいばりへい)

鎧張り塀(よろいばりへい)は、板で作られたシンプルな塀です。家の壁板はもちろん、腰板にも使われます。


野口修アーキテクツアトリエ様の画像を使わせて頂いております

わかります?これは塀ではないですが、鎧みたいな感じだからでしょうかね。
こんな感じのイメージです。

余談ですが、19HOUSEの外壁ガルバリウムも鎧張りです♪

鎧張りのイメージはこんな感じ♪

 


藏家施工:みかん越しの家

またこちらの記事は、お客さまの外構・造園・完成見学会からお引き渡しまでの記録です。
(→http://kura-ya.net/report/yaomsamateiohikiwatashi

このお家の駐車場部分には、横張りの大和塀を採用しました。
(
現場の進捗を書いたブログなので、少し見つけにくいかもしれませんが。)

大和塀に最適な材種のお勧めはある?

板塀に向いている材樹は、水に強い針葉樹です。
針葉樹とは、葉が針のように細長い裸子植物球果植物門の木のこと。
たとえば、杉(すぎ)や檜(ひのき)、椹(さわら)が挙げられます。

これらの材料に共通するのは、芯材を使わなければ塀としての耐久度が落ちやすいことです。
芯材とは、木の中心にあたる部分。辺材などの木の周りにあたる色の薄いもの。
そのため、オスモやキシラデコールなどの木材を保護する塗料を使う必要があります。

ちなみにですが、⇑の写真のみかん越しの家はウッドロングエコを塗っています。

木材保護材を使うことで、

・紫外線を防止して木材の劣化を防止する
・カビの発生を防ぎ変色を防止する
・腐朽を防いで菌が木材を食べるのを防止する
・虫を防いで木材を食べるのを防止する

などが可能です。

塀の外見をきれいに保つコツは、薄い色のものは短期間、濃い色のものは3年おきに塗り替えること。
塗膜が落ちきる前に塗り替えることで、長持ちしやすくなります。

そうはいってもなかなか塗り替えるには費用も掛かるし難しいですよね・・・

個人的にですが、ウッドロングエコはあまりメンテナンスをしなくてもいいのかなぁと思っています。
ただ、これは個人的なのでご参考までに♪

檜(ひのき)の良さとは?

檜(ひのき)の良さは、

・耐久性が高い
・色合いがきれい
・触り心地がいい
・風合いを感じる

などが挙げられます。
またヒノキを加工するのはとても簡単です。
そのため、昔からお寺や神社に使われています。

たとえば、法隆寺。法隆寺は、世界で最も古い木造の建築物です。
その法隆寺に使われている木材は檜(ひのき)です。

長い間住むお家ですので、塀にも耐久性が高くて長持ちする材料を使いたいですよね。

 

杉(すぎ)の良さとは?

杉(すぎ)の良さは

・加工しやすい
・木目がはっきりしてきれい
・手に入りやすく価格が安い

などが挙げられます。

杉(すぎ)は、強度や耐久性など全体的にバランスがよく、柔らかいので加工がしやすい木材です。
またとても軽いので、内装材や家具にも使われています。
日本は杉(すぎ)が育ちやすい環境なので、日本人にとっては身近な木材ですね。

木塀にはメンテナンスが必要?

木塀は、メンテナンスすることで美しい見た目を維持しやすいです。
メンテナンスをすることで、腐朽はもちろん害虫被害や日焼け、風化の防止に繋がります。
その結果、美しくオシャレな外見を保つことができます。
メンテナンスは、以下のような対策がおすすめです。

上にも少し書きましたが。

・塗装:木材を保護する塗料を塗る

・点検:塀が立っている土台部(下地が木の場合)、笠木、木材の接合部は劣化しやすい。
また塀にとっては重要な場所なため定期的な点検が必須。さらにビスなどが緩んでいるかを合わせて確認

・周辺の環境変化:塀の周りある雑草や樹木が成長すると、塀に害を及ぼす可能性あり。
またよく水がたまっていないかを確認。 

まとめ

今回の記事では、大和張りでできた大和塀について書いてみました

古くから使われている大和塀は古い街並みによく合うのですが、コスト面から却下されることも。。。
現在では塀を立てる際に、一般的に使われるのはアルミ製のものやフェンスが多い・・・

そんな中でも国産材を使った木の家なら、木の塀は絶対に合います

アルミ製のフェンスでも勿論問題ないのですが、職人がつくる塀はめちゃくちゃいいですよ!

是非一度ご自身の目で確認してみてはいかがでしょうか。

余談

以前提案でお客さんがイメージできないと言う事で1/5の模型を作って提案。
左が大和塀。正面からやと見えない。

斜めから見ると奥が見える。
写真で見せて伝えるよりも実物に近いものを見てもらう方がやっぱすぐ伝わりますね♪

 

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