マンションの床リフォーム完全ガイド|費用相場・管理規約・無垢フローリングにする方法
「マンションの床が古くなってきた」「フローリングを無垢材にしたい」——床はマンションリフォームで一番人気の箇所です。
ただしマンションの床は、戸建てと違って管理規約と遮音のルールがあり、進め方を間違えるとやり直しになることも。
この記事では、大阪でマンションリノベーションを手がける工務店・藏家(くらや)が、床リフォームの方法・費用相場・規約の確認ポイント・無垢フローリングにする方法まで実務目線で解説します。
目次
1. 最初に確認すべきは「管理規約」
工事の内容より先に、お住まいのマンションの管理規約を確認してください。見るポイントは2つです。
- 遮音等級の規定 … 「LL-45(またはΔLL(I)-4)以上」のように、床材に遮音性能を求める規定が多くのマンションにあります
- 床工事の可否・申請手続き … カーペットからフローリングへの変更自体を制限しているマンションもあります
規約の読み方が分からない場合は、施工会社に規約を渡して確認してもらうのが確実です(藏家では規約確認から行います)。
2. 床リフォームの3つの方法と費用相場
2-1. 重ね張り(既存の床の上に新しい床材を張る)
解体が不要なので、費用が安く工期も短い方法です。ただし床の高さが上がるため、ドアや敷居との取り合いに注意が必要です。
詳しくは「マンションで床の重ね張りはOK?失敗しないためのポイントまとめ」をご覧ください。
2-2. 張り替え(既存の床材を撤去して新しく張る)
下地の状態を確認・補修できるのがメリット。遮音マットや遮音フローリングで規約の等級をクリアします。
2-3. 二重床ごとやり直す(下地から作り直す)
床の高さや配管の位置まで変えられる方法で、フルリノベーションでは基本的にこの形になります。無垢フローリングにしたい場合も、二重床で遮音性能を確保するのが王道です。
詳しくは「マンションの二重床って?メリットデメリットについて」をご覧ください。
費用は一般的な相場で、重ね張りが6畳あたり10万円前後〜、張り替えが15万円前後〜、二重床からのやり直しは範囲や仕様によって大きく変わります。いずれも床材のグレードと遮音仕様で変動するため、現地調査での見積りが前提です。
3. 床材はどう選ぶ?
- 複合フローリング … 遮音等級つきの製品が豊富で扱いやすい。ただし表面はシート・薄い突板が多く、質感は無垢に及びません
- 無垢フローリング … 木そのものの床。調湿し、経年で味が出ます。藏家では吉野杉を標準にしています。やわらかく、冬でも素足が冷たくなりにくいのが特長です
- カーペット・マーモリウムなど … 寝室や水まわりには、ウールカーペットやマーモリウム(天然素材のシート)という選択肢もあります
4. 「無垢フローリングは無理」と言われたら
無垢材そのものには遮音等級がないため、「規約があるので無垢は無理です」と断る会社もあります。
しかし実際は、遮音性能を持つ二重床や遮音下地の上に無垢材を張ることで、規約をクリアしながら無垢の床にできます。藏家のマンションリノベーションはほぼすべてこの方法です。
実例は「木のマンションリノベーション|費用・事例・流れ」にまとめています。
5. 床リフォームだけでは解決しないこと
床の冷たさの原因が「床材」ではなく、住戸全体の断熱不足や結露にあるケースは少なくありません。
床だけ新しくしても、冬の寒さ・結露・カビはそのまま……ということも。築年数が経ったマンションなら、断熱・間取り・配管まで含めたフルリノベーションで根本から見直す方が、結果的に満足度も資産価値も高くなります。
藏家はフルリノベーション専門の工務店として、床を入り口に住まい全体のご相談をお受けしています。
よくある質問
Q. 床リフォームの工期はどれくらい?
A. 重ね張りなら1室1〜2日、張り替えでも数日が目安です。フルリノベーションの場合は解体から4ヶ月以上かかります。
Q. マンションに床暖房は入れられる?
A. 藏家では床暖房は採用していません。吉野杉の無垢床は足の熱を奪いにくく、断熱改修をきちんと行えば、床暖房がなくても冬の足元は快適に過ごせるからです。
まとめ
マンションの床リフォームは「規約の確認 → 工法の選択 → 床材の選択」の順で考えると失敗しません。
無垢の床にしたい方、床の冷たさや結露も一緒に解決したい方は、まずはお気軽にご相談ください。






