グラスウールの施工方法で変わる熱貫流率Uの事
熱貫流率とは
熱貫流率(U値、単位W/(㎡・K))温度差のある空間(部屋内と外など)を隔てる材料(壁や窓)の熱の伝えやすさを表す数値です。
小さいほど熱を伝えにくく、断熱性能が高いとされます。
断熱材を壁に入れる方法で性能が全然違う
最初の写真で見てもらって分かるように、壁の中に入ってる断熱材のグラスウール。
施工の仕方によって全然熱貫流率が違います。
これは数値にしてくれてるからわかりやすいですよね。
一応文章でも記載しておきますね。
ちなみにこの図でよい状態で施工した場合が100mmとした場合、施工が悪いとどれくらいの厚みの性能になるのかも大体わかりますね。
・良い状態で施工した場合
熱貫流率は0・366W/㎡・K
・グラスウールの寸法が著しく大きく押し込み過ぎた状態
熱貫流率は0・438W/㎡・K(84mm)
・グラスウールの寸法が大きく両端を押し込み過ぎた状態
熱貫流率は0・798W/㎡・K(46mm)
・グラスウールの寸法が小さく柱との間に隙間ができた状態
熱貫流率は0・569W/㎡・K(67mm)
こんなに数値が違ってきます。
押し込み過ぎた状態だと46mm相当しか入れてないことになるんです・・・。
きっちりグラスウールを入れたらどんな感じなのか?
どれだけ性能のいい断熱材を使っても、作る工務店・施工する大工がいい加減だとそれだけで性能も下がる。
だから、工務店の意識レベルを上げていかないとだめなんですよね。
以前書いたブログで断熱材の施工方法を載せています。
まとめ
結局のところ工務店や大工さんが意識を高く持って、キッチリと施工することが暖かくて涼しい家をつくる第一歩だと思います♪