外周部気密パッキン貼りから完了検査まで
目次
- 1 外周部面材の気密処理
- 2 防蟻処理
- 3 サッシ搬入
- 4 屋根工事
- 5 特注両引き分け門扉の金物
- 6 内部足場解体
- 7 2階手刻み
- 8 庇軒天Jパネル張り
- 9 構造見学会10/22
- 10 上棟式
- 11 中間検査と引き続き大工内部工事
- 12 電気配線工事と太陽光配線工事
- 13 外部両開き門扉製作
- 14 セルロースファイバー吹込み工事
- 15 外部透湿防水シート張り
- 16 外壁通気胴縁施工
- 17 内部防湿シート張り
- 18 内部電動シャッター取付
- 19 引き続き正面両引き分け扉の工事
- 20 外壁板張り工事
- 21 内部階段幅ハギ
- 22 内部ボード張り・建具枠など
- 23 太陽光パネル設置工事
- 24 外壁柿渋塗装工事
- 25 両引き分け扉の板張り工事
- 26 外部コーキング工事
- 27 外部足場解体工事
- 28 内部仕上げ工事
- 29 照明器具設置・衛生機器設置工事
- 30 消防検査・完了検査
- 31 壁の石膏ボード張り完成
外周部面材の気密処理
作業場だからといってやることはいつも一緒。
ちゃんと気密をとって、断熱性能も確保!
パッキンは重ねずにね。
柱間はMモジュール!
いつもの大工さんとは違うので、気密処理には慣れてないけどきっちりとやってもらいました♪
防蟻処理
今回は床下がない仕上がり。
そして今後潜る場所もない。
なので、ホウ酸屋さんに薬剤を送ってもらって居藏シロアリによる散布工事😆
いつもより多めに噴いてますw
サッシ搬入
作業場ですが、サッシはもちろん樹脂サッシ!
YKKapのAPW330。
最低限の窓の量。
窓が設置される部分の開口を開けて。
窓下にはストレッチガードとタイベックのフラッシングシートを先ばり。
サッシ設置前に、外部にウルトの膨張するパッキンを張って。
ここにサッシを外部から止めつけます。
無事設置完了。
勝手口ドアやけど、玄関ドアを木製で設置
高所サッシも無事設置完了〜
屋根工事
屋根は今までの屋根形状で1番ややこしいかも(笑)
屋根はガルバリウム鋼板の縦ハゼ葺き。
まずは唐草を先に留めていきます。
こんな感じで噛み合うとシミュレーション。
まずは1番勾配のきつい1番下から取り付けていきます。
屋根の形状が折れてるので、ここら辺の納まりがかなりシビアで。
漏れないような処理を、見えないところで2重3重とやって。
ここら辺見るとスッキリしてるけど、納まりの打ち合わせは入念にしてます♪
棟換気を残して一旦大屋根は完了!
大きな庇部分の屋根も完了!
そしてここからが、縦平と縦ハゼの工事の違うところ。
こんな道具を使って。
屋根と屋根の間を、カシメてハゼを折っていきます。
こんな感じでぺったんこに。
動画で見るとわかりやすいかな〜
ピントがずれてた(笑)
でも、ハゼを折るとこんな感じでシュッとします!
大屋根の棟換気も取り付いて。
これで屋根の外断熱、屋根通気も完成!
足跡👣がすごい😅
最後ちゃんと洗いました〜
勝手口ドアの上の付け庇の上の屋根も同じくガルバで。
周りから見てシュッとさせたいので、寄せ棟にしてすっきり仕上げてみました〜
特注両引き分け門扉の金物
新作業場の正面の建具は両引き分けの扉で、3mの高さがあって。
そんな既製品の建具なんてなくって。
上吊りの金物もいっぱい探したけど、どれもピンとこなくて。
なら作ろうって、スタッフと話をして。
ステンレスで特注製作をしてもらうことに。
これは戸当たり部分。
結局レール色々考えたけど、ステンレスのフラットバーでうまく納まりそうとなったので。
仮付けをしてみて、これでいけそうと確信(笑)
見えなくなる部分でガッチリ補強!
壁の中に引き込まれるので、その中までステンレルのレールが入り込みます。
うまくいくことをこの時は願って・・・・
内部足場解体
内部工事が一旦落ち着いたら、中の足場が邪魔になってくるので解体。
この状況は今はもう見れない。
2階がないこの空間がやっぱすげ〜(笑)
本当はこのまま吹き抜けオープンで使いたかったけど、そうすると実用的には難しかったので。。。
下から全体が見れるのほんまよかったw
しましま設計室西久保氏が見学に来た日。
なんか体育館みたいでいいよね〜
2階手刻み
足場がなくなったら、実用的に必要な2階を現場で手刻みしていきます。
梅本さん一人で(笑)
こういった仕事は大変。
でも、楽しんでやってもらえることにほんまに感謝です〜
大きな梁も一人でゴロゴロ回しながら。
台持ち継ぎで墨付け。
途中から2人体制で!
この時点で10/7。
まだまだ先は長い・・・・
先ほどの台持ち継手の加工。
上下が刻み完成!
広島のプレカット屋さんと衣川さんが見学したいということでご案内〜
こんな感じでくっつく予定。
1階のトイレ空間や手洗い空間など、まじきっていきます。
たまには僕も仕事してる風で(笑)
めっちゃほぞが長いw
ここに梅本さんが刻んでくれた台持ちが乗っかります!
↑
その動画w
無事合体完了w
庇軒天Jパネル張り
写真結構前後してるかもですが、外部ひさしの軒天はJパネルの現しで。
90角の桧の垂木の上に、乗せていきます。
無事完成!
jパネルの化粧見せ綺麗やね〜
構造見学会10/22
ここでプロ向けに構造見学会を開催。
2階ができると全体を見ることができなくなるので!
みんな上しか見てないし(笑)
少しでも何かのご参考になれば幸いです!
上棟式
やっぱり上棟式は絶対にやるべき!
なので、自社の物件でもきっちりと上棟式を♪
設計の多田さん、合掌の花谷さん、お友達のたけちゃんも来てくれて^^
棟がめちゃ高いし見えないので庇の上で槌打ちの儀。
クーラーボックスに飲み物をたくさん入れて!
もちろんこの日はみなさん電車で集合♪
仮設の机を作って。
庭で、炭焼きの焼き鳥を居藏が焼きます(笑)
薪は捨てるほどあるのでw
夜の新作業場と焼き鳥(笑)
左から、友達のたけちゃん、米倉くん(大工)梅本さん(大工)
いや〜
めっちゃ楽しかった♪
マジで楽しかった^^
またやりたいな〜〜
中間検査と引き続き大工内部工事
ある程度工事が進んで、中間検査に。
検査員の方と、多田さんと立会い。
無事合格しました^^
内部は、手刻みをした内部の梁の上に、床合板を敷いていきます。
天井ができてきました!
このややこしい形状の中で、防湿シートをどうやってはるか?
これも大工さんと色々細かく打ち合わせ。
通常の在来木造住宅と違うので、取り合いのシートがめちゃくちゃめんど・・・いや、大変(笑)
ブログで前後しますが、勝手口の庇はここら辺で製作。
シュッと見せたいので寄棟みたいにしたいって言って。
ガッチリ下地補強をして。
既存壁にもみつけて。
多分ボルトで引っ張ったような・・・・
出幅が900mmあるのでそこそこガッチリしてないと後々不安なのでw
片流れの方が断然簡単やし、楽やけど・・・・
最終的にやっぱこっちでよかった^^
電気配線工事と太陽光配線工事
大工工事をしながら、途中電気屋さんは何度も入ってくれてて。
内部の気密処理、外部の防水処理など気をつけるところ満載。
内部の防湿シートを張る前に、CD管には事前にゴームパッキンをつけて。
コンセント周りには、いつも通りバリアーボックスを設置。
太陽光発電もつけるので、配線のチェック。
作業場なので、動力と通常の電気が2つあり電気配線がめちゃ多いw
外部両開き門扉製作
外部の造作建具の両引き分け扉。
これは、建具屋さんで作っても打ち合わせもややこしくなるので、大工の梅本さんと打ち合わせをして大工で作ることに。
木下地は、細いので反りにくいように吉野杉の柾目の材を使って。
(見えなくなるところにいい材を使いすぎ😅)
足元に鍵をつけるため金物を仕込んで。
ここまでいくのに、結構図面をスタッフと打ち合わせして書いて。
なんとか辿り着いた感じ^^
まずは片方に耐水ベニヤを張って。
上部の戸車もステンレスの重量用が吊れるものを探して。
色々苦戦しながら、加工してもらってます♪
一旦仮付で吊るしてみて。
まだ断熱材とかがあるので、片方のみ張ってこれで戸締りができるようになりました^^
セルロースファイバー吹込み工事
R部分のややこしいところのシート下地を作ってもらって。
まずは、セルロースファイバーを吹く前の不織布を張っていきます。
ここら辺w
めちゃややこしい(笑)
不織布の後に、防湿シートを貼る。
でも、後からやるとシートどこで留めるねん?
みたいなことを話ししてて。
なので、先に防湿シートを切ってつなげるために貼ってるんです。
(ちょっとグリーンが見えてるのがそう)
壁に柱が付くところも、先に防湿シートを先張り。
一旦引き込み配線部分はこんな感じで。
そしてセルロースファイバーを吹き込み。
パンパンに吹き込みをします♪
これで、マジで快適な作業場になるはずです^^
セルロースを吹き込んだあと、ちゃんと密度があるかの検査。
コア抜きして。
筒に入れて重さを測って。
無事チェック完了でセルロースファイバーを戻して断熱工事完了!
外部透湿防水シート張り
外の雨養生用の白のシートをめくって。
ウルトの透湿防水シートを張っていきます。
庇の上も一応人が乗っても大丈夫なぐらいガッチリ!
電気屋さんが仕込んでくれたCD管。
そこに先につけてたゴームパッキン。
これを防湿シートと防水テープできっちりとくっつけて。
無事シート張りも完了!
外壁通気胴縁施工
防湿シートの上には、通気胴縁を打ち付けていきます。
土台から1mの高さまでは、シロアリのことを考えて樹脂の通気胴縁を採用。
無事通気胴縁の設置も完了〜〜
壁の通気って必要??って思われた方はご参考に^^
内部防湿シート張り
先に防湿シートを貼っててよかったとこの時まじで思ったw
普通の家と違って、間仕切り壁が少ないから一気に貼ることができるw
ただ吹き抜け部分があるので、張るのはめちゃくちゃ苦労してます・・・・
これで防湿層もバッチリ^^
吹き抜けのR部分も綺麗に張ってくれてます♪
内部のCD管部分の防湿処理もバッチリ^^
換気扇のボイド部分の処理もバッチリ。
チェックと写真は大事です!
内部電動シャッター取付
物を置くスペースと作業スペースに分けて電動シャッターをつけて仕切ります。
これで外部に作業音もより漏れにくくなるはず^^
引き続き正面両引き分け扉の工事
両引き分けの建具の下には空気が入ってこないようなスカートのゴムみたいなものを取り付けて。
建具の中には、フェノバボードをギッチギチにはめ込んで。
扉はこれで断熱補強完了!
そして外側の耐水用ベニヤを張って。
通常は建具の縦框側に取り付ける鍵を、土間に穴を開けて下に鍵をかけれるようにして。
建具をつってみると、ちゃんとゴムのスカートが隙間を塞いでくれてそう^^
完璧には難しいけども、少しはマシかな〜
外壁板張り工事
外壁は吉野杉の羽目板張り。
赤勝ち一等材といって節があるものを選んでます。
まずは東の面からスタート!
サネの加工は、長助加工(これはそういう商品があるのかは知らんが勝手にそうゆうてるだけ)
なぜ長助なのか?
メス側のサネが、上より下の方が長くなってて。
受け唇みたいになってるから(笑)かな?
知らんけども〜
コーナーには、捨て鈑金を忍ばせてます。
捨て鈑金は、家の出隅、入隅部分の木が痩せて隙間が開く可能性があって。
そこはサネはつけれなくて。
なので、すいた時に通気の中に水がなるべく入らないように鈑金を捨てで入れてます。
誰も見ないし、見えない所。
そこの仕事が大事かな♪
赤勝ち一等材ですが、その中でも節が少ないものもあって。
節が少ないものを正面に近づくほど少ないものをよっていって。
また出隅なので、捨て板金を忍ばせて。
ここの横は結構板が見えるので、綺麗な材を張ってます。
引き続いて西側の板張り。
勝手口の軒天も含めて板張り。
ただ、軒天は赤勝ち上小節という節が少ないものを張って。
準防火地域なので、軒天の下地には計算カルシウム板をはって。
天井材は、節がない方がすっきりします^^
西面も終わって。
北面と南面の施工に。
南面がメインで見えるので、こちらもなるべくよって節が少ないものを選んで張って。
縦に継ぐところは、そぎ継ぎっていって斜めにカットしてくっつけます。
北面が1番見えないので節が多いものをこっち側に持ってきて。
南の正面は、庇があるので張るのも一苦労。
無事張り終わりました!
見上げた部分の板だけ、留めでくっつけてもらってなるべくスッキリと仕上げてもらいました^^
内部階段幅ハギ
内部の階段は、ブラックチェリーの無垢板を使って。
自社の作業場で剥ぎ合わせをして。
無事合体完了!
土足で上がる階段なので広葉樹で♪
内部ボード張り・建具枠など
防湿シートを貼り終わったら、続いては内部の石膏ボード張り。
建具はもちろん造作建具なので、枠も加工して。
なるべくシュッと見せたいのでこんな感じで変な加工を(笑)
工務店の勉強会で全国の工務店仲間が現場見学に。
吹き抜け部分の石膏ボードを張るのも、これが化粧仕上げなので思ってる以上に大変・・・・
このトラス部分のボード張りがもっと大変(笑)
太陽光パネル設置工事
このご時世もう太陽光は必要なのか・・・・
色々悩みながらお客さんがつけたりすることもあり、実際はどうなのか?
そういったことも話できるために、設置することに。
しかし屋根の形状がかなり変形してて。
いつもの設置方法とは結構異なる・・・・
まぁ無事設置完了!
どれぐらい発電してくれるかなぁ〜
外壁柿渋塗装工事
実は外壁は木の色ではなくて。
今回初めて使う、藍色。
しかも柿渋。
1回目の塗装はまだまだ薄め。
2回塗っていくと、結構ピリッとしたいい感じの色合いに♪
東面が終わって、続いて西面の塗装。
一気に塗っていきたいので、上と下に分かれて。
色々悩んだけど、勝手口のドア(勝手口っていっても、いつも使う玄関ドアやけどねw)は
色々悩んでクリア塗装仕上げに。
これは実際クリア塗装仕上げで正解^^
いい雰囲気に仕上がってます!
南側正面は、塗装も屋根の上と下で順番を分けて。
北面の狭いところもきっちりと2回塗り。
無事南面も2回塗り完了!
足場に登って、下屋部分からチェック。
綺麗に塗れてます^^
両引き分けの扉の面材も綺麗に塗ってもらいました!
勝手口の軒天と扉だけクリア塗装仕上げ♪
両引き分け扉の板張り工事
前後するけど、両引き分けの扉は、内外とも板張り仕上げ♪
外部コーキング工事
藍色に塗った板壁。
これに合うコーキングの色なんてない。
なので、色品番を指定して特注作ってもらったりします。
サッシ回りもコーキングを打って。
ベントキャップ周りのコーキング。
下屋まわりのコーキングも。
どうですか色?
結構外壁に近いでしょ♪
無事コーキング工事も完了!
外部足場解体工事
そしてここまできたら、足場の解体工事に。
ついに全貌が明らかになります^^
庇とか結構邪魔なので、ぶつけないようにしっかりと見張って(笑)
ついに外が完成ました!
めっちゃ嬉しい・・・・😢
西面もいい雰囲気♪
内部仕上げ工事
勝手口入ったすぐに手洗いをもうけてて。
そこの天井は、ベイツガの羽目板を張って。
カウンターの天板は、タモの無垢板!
庇の吉野杉の羽目板〜内部の米ツガの羽目板までつながってます。
2階に上がる階段周りを手刻みで加工して組んでいってます。
一部Jパネルで壁を作って。
階段は前に書いたようにブラックチェリー材。
その下地をまずは設置。
作業場スペースの上部隙間。
黒いところはエアコン設置。
横の隙間は、長いものを入れたりする予定!
階段の段板は、ブラックチェリーの無垢板。
めっちゃ贅沢な階段ですよ!まじで^^
勝手口から入ったところに取り付ける建具の枠。
少しシュッと見えるように加工したものを設置。
これね^^
階段の踊り場とかは、事前にはばハギ加工をしたものを設置。
階段組み終わったので、養生を❤️
めちゃ綺麗で贅沢な階段でしょ^^
照明器具設置・衛生機器設置工事
全体的に工事は終盤。
電気の機器類の設置。
外部のコンセントなどを取り付けていきます。
内部は無垢の天板の上に洗面ボールを設置。
給排水の接続も完了!
トイレの手洗いも設置完了。
通常の分電盤、動力用の分電盤の設置も完了!
消防検査・完了検査
そしてやっと・・・・やっと完了検査・・・。
無事合格をいただきました♪
その後消防の検査も。
電気屋さんも一応立ち会いをしてくれて、何事もなく合格♪
壁の石膏ボード張り完成
そして内部の石膏ボードも全部張り終わり^^
ここで一旦、建築工事完成!!
まじで長かった・・・
工事も大変やったけど、このブログも大変やった・・・。
ただ自分の見直しや、思い返しなどには大事な作業でした^^
実際はここから、機械を入れたり諸々あるけど。
建物としては一旦完成かな❤️
1/24機械設置からはまた書きます♪