F様邸木のマンションリノベーション工事
こんばんは、居藏です。
さて、今回もそう、そうなんですよ。。。
いつものように、ええ。
お引き渡ししてます。。。
工事着工から全然間に合わず・・・結局完成まで書けず・・・汗
と言う事で、着工から完成まで一気に書きます!
写真は100枚ちょっと・・・
今回の現場は、兵庫県尼崎市。マンションの5階です。
まずは、共用部の養生から。
既存のクロゼットドア。昔はよくこんな感じのありましたよね。
いつも通り解体前に電気屋さんに来てもらい、分電盤から仮設用の電源を用意してもらいます。
昔のマンションによくある風景なんですけど、既存の複合フローリングの床は大体こんな感じでメクレれてきてます。
既存のダイニングキッチン。
湿気などで、既存の壁紙がジョイント部分で剥がれてきています。
これもよくある風景ですよね。
既存の和室。
リビング横の既存洋室。
ここの外壁側は、結露でカビが生えてます。
既存北側の洋室。元々ベッドを窓側にくっつけてたのですが、結露でカビが・・・
でも、マンションの北側の洋室はこんな状況よくありますね。
アップにするとこんな感じ。
昔のマンションは、RC部分が無断熱なので、こんな事が起こります。
なので、まずは断熱改修から行います♪
そして解体着工!
解体やさんも結構慣れてきてくれてていつも以上に進みが早い♪
そして、丁寧。
にしても、これだけのごみを下すのはかなり大変・・・
解体してると・・・あれ?土間が??
割れる?
軽量モルタルか何かで、レベル調整をしていたんでしょうね。
かなりサクサクで、すぐに取れてしまう・・・
このまま残しててもどうしようもないので、撤去することに。
もちろん構造躯体ではないので全くとっても問題ないですよ♪
すごく大きいから重たそうでしょ・・・・
でも、めっちゃ軽いんです。例えるなら軽石みたいな感じですかね。
なので、上の写真の大きなものでも軽々と持てるんです(*´з`)
いつもながら感心するんですけど、解体やさんってシバ(木の事)をきれいに積みますよね♪
これは、曇ってるわけではなくホコリ・・・
ほうきで掃くとこんな感じ。めちゃ空気悪い・・・汗
ほぼほぼ解体が終わった所で、お施主さんとマスタープランの小谷さんとで解体後のチェック。
最終は掃除機もかけて、通路をなるべく汚さないように心がけてます。
土間の軽量モルタルもこんな感じできれいに撤去できました♪
解体が終わったら、大工工事。
いつものように、まずは壁配置図面を見ながら墨出し。
ほんと小谷さんの採寸は狂いが少なすぎてビックリします。
墨出しが終わったら、まずは外周部の断熱改修から。
既存のRCに直接専用のボンドを塗り、断熱材にも同じように塗り、オープンタイムをとって張り合わせます。
すると、きれいに密着するんです♪
ね、こんな感じで。
断熱改修が終わると、いつものように竹村工業さんの乾式二重床の設置。
まずは脚を敷き並べます。
その上に、二重床を敷きます。
敷き終わったら、1階土間に出した墨を二重床にもう一度出していきます。
下地が、寸三(35mm)なので、その下地のピンポイントに配線などを出してます。
この墨が間違っていたら大変なこと・・・汗
なので、大工さんもここは慎重になるところです。
全体的に引くとこんな感じ。
ちなみに、断熱改修をするにあたり厚み合計45mmで張ってます。20mmと25mmの2工程です。
理由があるのですが、まぁそこまで細かくは書きません・・・
スタイロは3種B。
床ができたころに、床材の搬入。
床材もいつもお世話になっている、奈良の吉野 丸岡材木店さんから。
搬入が終わるとすぐさま検品。
あけて、仕分けします。
なるべくメインの部屋には節が少ないものを持ってきたいので、こういった事をします。
フロアーの張る墨出しをし、割付をしてから張ります。
張ったらすぐに養生。
なので、全貌は毎回書きますが最後まで見えません(;・∀・)
間仕切りが立つところ以外は、養生をきっちりと♪
ここは、ユニットバスが入る所。外部に面する部分のみ、断熱改修です。
配管の隙間などはウレタンスプレーでなるべく欠損をなくすように吹いてます。
壁の下地がちょっとずつできていってます。
天井の下地も。
この下地に使っている寸三(35mmの材)
これも国産の杉。杉の、LVLを使ってます。
少し形になってきた所で定例の打合せ。
これは、洗面とトイレの天井に張る上小節の杉板♪きれい(*´з`)
洋室となる部屋の天井の石膏ボードもズドーンと一気に張ります。
でも普通ではちょっと変な空間。
なぜって、リビングから玄関まで間仕切り壁がこっち側にはない・・・
なぜかは、また後でわかります~♪
洗面の引き込み建具の下地。
トイレと洗面の杉上小の天井板。
換気扇の部分はこうやって先に穴をあけておきます。
キッチンカップボードは今回も大工さんの造作で。
カウンターとなる板を現場でハギ合わせします。
そして、なが~~~~~~~~い鴨居。
京都銀行・・・(これ関西の人しかわからんやろうな・・・)
反対から見た、なが~~~~~~~い鴨居。
京都銀行・・・(しつこっっ。。。(;・∀・))
キッチンカウンターの材は、ブラックチェリーを使用。
キッチン廻りも出来てきてます♪
給水・給湯もばっちりいいところに出てます!
大工造作の食器棚も箱で組んで、取り付け!
これも結構な収納量!
キッチンの後ろ面にも棚板を。
引き出しの金物は、ドイツのハーフェレー。
かなりの量があります!
無事綺麗に完成♪
大工工事が終わったら、RC面にGLボンドでだんご張りをして石膏ボードを張っていきます。
梁下とかは固まるまで何かで支えないといけないので、こんな棒を使ってましたね・・・
なんやろ?竿?物干し竿っぽいですね・・・
そして今回ははいつもと違いもう一回大工さんの登場!
シナランバーの4*8(1200*2400)をカット!
その前にこの大きな材料・・・もちろんエレベーターに入るわけもなく。。。
5階まで階段で持って上がったんですよね・・・大変。。。
それをカット!
何やら箱ができてきてますね。
結構な量の箱の塊!
ん?壁みたい?
そう!そうなんですよ。
今回は、部屋を将来的に帰れるように稼働できる間仕切り収納で作ったんです。
なんて・・・なんて発想なんや・・・小谷さん。
部屋が分かれていきます。
そしてもう一つ仕掛けが。
長~~~~~~~い鴨居の一部に、長~~~~~~~~~いピアノ蝶番が。
何と言う事でしょ~♪(ビフォーアフター風に)
これは動くようになっていて、ここにハンガーがかけれるんです。
大工工事も無事に終わり、タイル工事に。
洗面とトイレの床は、サーモタイルを。
洗面の鏡が付く全面一部にもタイルを。
玄関土間にもタイルを。
タイル工事が終わったら今度は木部のクリア塗装。
塗ると色があめ色になり締まるんですよね~
引き続きクロス工事。
天井はいつも使っている珪藻土クロス。
この枠2つ。何かな?
最後に分かります~
クロスが終わったら左官工事。
そして衛生機器の取り付け♪
照明器具の取り付け♪
鴨居の上部はクリアのガラスを設置!
洗面室に3面鏡の鏡を。
そして、これまた小谷さんが考えた小上がりユニット。
無印の畳を敷くとこんな感じ♪
そして建具工事。
最後に建具と、可動家具のクリア塗装!
そして仕上げに、コーキングを打ちます。
洗濯パンのちょっとした隙間もきっちりとね。
そして無事完成!
お引き渡しです♪
説明書を読んでるんですけど・・・僕。。。後ろで手を組んでるんや・・・無意識(;・∀・)
先ほど書いてた枠!
可動間仕切りの上につく建具でした♪
ちょっとわかりにくいですが、風が通るように開閉できるんですよ。
ホンマに設計士さんってすごいなとつくづく思う今日この頃でした。
そうそう。
建具のカギを作ったのでそれも載せておきます。
革を大きくカット。
裏の毛羽たちをなめして。
革を適当にカット。
ホント適当・・・
出ました!得意のマイナスビス!!
丸い木に止めます。
こんな感じで。
建具に取り付けるとこんな感じ♪
空いてるとき。
閉ってるとき。
画像では多分なかなか伝わりにくいので動画でも♪
↓
おしまい。