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針葉樹と広葉樹の違いってなに?

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木には針葉樹と広葉樹があるのはみなさんご存知だと思います。
おそらく、理科で習った違いは「葉っぱがとがってるか、丸みがあるか、で判断する」くらいですよね。
家を建てるのに欠かせない木材。
そしてその木材にも、「硬い・柔らかい」「重い・軽い」などの特徴があります。
では、それぞれの特徴を持つのはどちらの種類の木なのでしょうか?
今回は木材としての観点から、針葉樹・広葉樹の違いをお伝えしたいと思います。

針葉樹ってなに?

(杉、ヒノキ、松など)

針葉樹と聞いてまず思い浮かぶのは、「とがった葉っぱ」ですよね。
しかし、広葉樹と区別できる特徴はそれでけではありません。
それではどんな違いがあるのでしょうか。

葉っぱ

まずはやはり葉っぱ。

そう、針葉樹の葉っぱは尖ってます。
まるで針のように。(だから針葉樹なんでしょ、って突っ込まないでね(笑))
松や、12月になるとよく目にするもみの木などを思い浮かべるとわかりやすいですね。

育ち方

針葉樹は、まっすぐ高く育ちます。
一本太い幹がまっすぐ伸び、細かな枝がついて全体像としては、三角形になります。

幹の形

針葉樹の幹は丸く、まるでごぼうの切り口のような見た目が特徴。
まっすぐ育つ針葉樹は直材がとりやすいので、柱などに使われることが多いです。

年輪

針葉樹の年輪は、「THE・年輪」と言えるようなわかりやすいものが多く、一目でわかります。
これは針葉樹の細胞や組織構造が単純だから。

子供でも描けそうな年輪ですね(笑)。

 

木材にした時の色は主に、白、黄、赤、茶系で、針葉樹は薄めの明るい色が特徴。
統一感があるのも針葉樹です。

重さ

木材にしたときに、針葉樹は広葉樹に比べ軽い物が多いです。
これは、針葉樹が比較的速いスピードで成長するため。
もちろん例外はありますが、「針葉樹のほうが広葉樹より軽い」と覚えておいて良いでしょう。

広葉樹ってなに?


(カシ、ブナ、ナラなど)

針葉樹の特徴はいろいろとわかりましたね。
では、広葉樹にはどのような特徴があるのでしょう。
針葉樹とは結構ちがうので、面白いですよ。

葉っぱ


まずはわかりやすく葉っぱから。
感じで表されている通り、広くて平べったく、丸みを帯びた葉っぱが特徴です。
また、もみじのようなギザギザとした切れ込みがはいっているものも広葉樹。
いろいろな形の葉っぱがあっておもしろいですね。

育ち方

「この~木なんの木、気になる木~♪」と聴いてみなさん思い浮かべる木は一つですよね?
そう、あれがまさに広葉樹。
もちろんすべての広葉樹の木があの形になるわけではありませんが、あの形が典型的な形です。
広葉樹は枝分かれして樹冠を広げ、全体的に「丸っこく」育ちます。
ちなみにこの~木なんの木、気になる木~♪は「モンキーポッド」って言う木なんですよ♪

幹の形

広葉樹の幹は、針葉樹と違いまっすぐではなく、さまざまな形をしています。
まっすぐではないので柱などにはなかなか使えませんが(かなり大きな木の場合は可能)広葉樹はフローリングなどに向いています。

年輪

広葉樹の年輪は、針葉樹と違い、樹種によって変わるのでバラエティにとんでいます。
一本として同じ形のものがないのも面白いですよね。


四条畷市:木又工務店施工事例 広葉樹の壁板

広葉樹を木材にすると、色がとてもカラフル。
灰色、黄色、ピンクなどメジャーなものから、少し変わったものではうぐいす色、真っ黄色、うすい紫なんてものもあるんです。


19HOUSE
ここ階段も1段1段広葉樹の種類を変えてます。

重さ

針葉樹のセクションでも話した通り、広葉樹は一般的に針葉樹より重い物が多いです。
これは広葉樹の成長スピードが遅く、材質が緻密になるため。
木材にしたときも、広葉樹は重厚感があります。

ちなみに世界一重たい木はリグナムバイタって言う木なんですよ♪

知るわけないですよね(笑)
ちなみにもっとどうでもいい情報ですが、気乾比重は1.24!なので水に沈みます( ゚Д゚)
(基本的には木の比重は1を切るので、水に浮きます)

針葉樹の材料は建築のどんな場面で使うの?

さて、それでは針葉樹と広葉樹の違いがわかったところで、それぞれの木はどんな建材、木材として使われているのでしょうか。

まず、針葉樹から見ていきましょう。

フローリング

針葉樹の無垢フローリングは、柔らかくて肌触りがよく、温かみがあります。
コスト的にも、無垢フローリングにする際は広葉樹より針葉樹のほうが値段が安いので採用しやすいのもメリット♪
ただし、針葉樹は柔らかく物を落とした際などにキズつきやすいというデメリットがあるので、その点を覚えておきましょう。
(個人的に僕は全くデメリットとは思っていませんが(笑))
↓こちらを見るとなぜデメリットではないかが書いてます♪
木の家の床材ブログ

新築の場合の構造材(柱や梁など)

まっすぐ伸びているという特徴を活かし、柱や梁などの構造材には、針葉樹が多用されています。
針葉樹は加工しやすく、時間とコストの削減にもなりますが、広葉樹を柱や梁にしようと思うとかなり大きな木をさがさなければならず、また加工にも時間がかかるのでコスト面ではあまりおすすめできません。
(古いお寺や昔の立派なお宅では広葉樹の柱などを使ってる所もあります)

和泉市のK様邸は築60年ぐらいの立派なお宅を解体した時に使われていた欅の柱を新築にも使用しました♪

天井や壁の羽目板(パネリング)


(設計:マスタープラン 小谷和也 施工:藏家)

壁や天井に使われる部材である「パネリング」
このパネリングには、針葉樹が適しています。
理由は、針葉樹が「長さ・薄さ・軽さ」の3点を兼ね備えることができるから。
一般的な天井高は2.4m前後。
その長さをとるには、まっすぐのびる針葉樹が適しています。
壁や天井は、フローリングとは違いそこまで耐久性は求められません。
ですので、フローリングに使われる木材よりは薄い物が使われます。
そしてなにより、軽い物が適しているので、その点においても針葉樹はパネリングに向いている木材といえますね。

外壁


新潟県:暮らしの工房さま施工事例
暮らしの工房さまHP
近年では、針葉樹が外壁に使われることが増えてきてるような気がします。


新潟県:暮らしの工房さま施工事例

広葉樹の材料は建築のどんな場面で使うの?

では、次は広葉樹です。
広葉樹の特徴を活かした使い道にはどのようなものがあるのでしょうか。
みなさんだいたい想像できますか・・・?

フローリング


(鬼クルミ:Aグレード)和泉市K様邸
広葉樹は硬くて反りにくいという特徴があります。
また、木目も複雑で美しいものもありますが、個性の強い物もあるので、好みは別れますね。

(鬼クルミ:BCグレード)SOHO-KURA
上と下で同じ鬼クルミですが、グレードが違うだけでまったくちがうものにみえてしまいますよね。
キズつきにくいという特徴を活かして、リビングやダイニングなど、人の出入りが多い部屋などには向いているといえます。
ただし、お値段は他針葉樹より高め。
(針葉樹の無節と広葉樹のBCグレードなどでは価格は逆転することもある)

カウンター

ユニークな木目、重厚感、強度などが特徴の広葉樹は、キッチンのカウンターやレストラン、バーなどのカウンターに使用されているのを良く見ますよね。
形もまっすぐではなく丸みを帯びているものが多く、その点もまた個性的です。


19HOUSE
子供用勉強カウンターはブラックチェリーを使用♪

ダイニングテーブル

先ほど紹介したカウンターと同じ理由で、ダイニングテーブルにもよく使われる広葉樹。
同じものが二つとないビンテージ感も楽しめます。
強度のある広葉樹は、常に物がのり、人が使うダイニングテーブルにピッタリ。


19HOUSE

天井や壁の羽目板(パネリング)

フローリングを広葉樹の無垢フローリングにした際に、天井にも同じ樹種を使って統一感を出したい場合などは、広葉樹を天井に使用することも可能です。
ただし、広葉樹の場合長さをとることができないので、フローリングにも言えることですが継ぎ目が多く出来るという点を覚えておきましょう。

 

針葉樹と広葉樹のフローリングどちらがいいの?

前のセクションでもお話しましたが、針葉樹・広葉樹ともフローリング材として使うことができますが、それぞれメリット・デメリットがあります。
針葉樹は柔らかく温かみがあり、コストも抑えることができる反面、キズつきやすいというデメリットがあります。
一方広葉樹は、硬く重厚感があり、強度の面では針葉樹より優れますが、長さが取れないので継ぎ目が多くなってしまうのと、加工がしにくいため値段もあがります。
どちらにも良い面、悪い面があるので、ご自身の好みや予算などによって決めるのが一番ですね。
なお、リビングやダイニングなど人の出入りが多く、キズがつきやすい部屋は広葉樹、寝室などそこまでキズがつきにくい部屋は針葉樹、なんて使い分けをするのもアリだな、と思います!

針葉樹と広葉樹ではどちらが安いの?

こちらもすでに何度かお話してきましたが、針葉樹のほうが安いです。
理由は主に以下の二つ。
・針葉樹のほうが成長が速く、建材として使えるようになるまでの年数が短くて済むから
・針葉樹のほうが加工しやすいのでコストが抑えられるから
例えば、30mm×300mm×1000mmの場合の価格を比較すると、

国産杉(針葉樹):5,350円
ホワイトオーク(広葉樹)10,060円

など、その差は約2倍。
もちろん価格は変動しますが、このくらいの差が針葉樹と広葉樹の建材にはあるのです。
フローリングだけで考えると、その面積が広ければ広いほど、価格の差は大きくなってしまいますね。
(先ほども書きましたが、節ありか節がないかで価格は逆転する可能性もあります)

針葉樹と広葉樹の違のまとめ

今回は針葉樹と広葉樹の違い、またそれぞれの木材がどんなものに使われるのかをご紹介しました。


理科で習った知識だけだとわからなかったことまでお伝えできたでしょうか。
葉っぱの違いだけでなく、育ち方や形、重さや硬さも違うなんて不思議ですよね。
適材適所、とはよく言ったもので、針葉樹、広葉樹もそれぞれの特徴を活かして、それぞれに適したものへと加工・利用されています。

ひとことに「木材」といっても、奥が深いですよね!
みなさんも身近にある木や木材家具の木目などをみて、針葉樹か広葉樹かあてて遊んでみてください♪

 

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