中村好文さん MOKスクール(モクスクール)とエクスナレッジ主催 湖畔の山荘 設計図集講演会&サイン会
中村好文さんに、現品限りで受注不可の「まるストゥール」にサインをして頂きました♪
居藏です。
先週の土曜日のMOKスクール3講義目はレミングハウス中村好
次の日の日曜日は、エクスナレッジ主催の中村好文さんの本
目次
MOKスクールのお話から
木(もく)でできること、木(き)でできたもの
という内容でお話して頂きました。
内藤廣先生設計の、長野県北安曇郡松川村にある安曇野ちひろ美術館(あずみのちひろびじゅつかん)
こちらの家具を遊具にしたものを作ったそうです。
「ななつのこいす」
左からリートフェルトの「レッド&ブルーチェア」、アルヴァ・アアルトのサイドチェアNo66、ハンス・J・ウェグナーのYチェア、
ジョージナカシマのコノイドチェア、中村好文さんのラパン、トーネットの曲木椅子、シェーカーチェア(これはポーエモーエンセンなのか!?)
シェーカーチェアは聞きそびれてたのでもしかして違ってるのかも?
をデザインされたみたいです。
この椅子?好文さんは遊具と言ってたと思いますが、これで子供たちは遊びます。
遊び終わるとちゃんと元の場所に戻す。その戻し方は座面が1枚の板になっておりその杢目をつなげれば戻るようにしてあるんです♪
なんて遊び心のある遊具なんでしょ💖
ただ、子供はしょうがないとしても・・・大人もちゃんと直せてないみたいで。。。
仕方がないので、椅子の裏に1脚づつ「い・わ・さ・き・ち・ひ・ろ」と書いて並べるとちゃんと戻るようにしているそうです!
安曇野ちひろ美術館
↓
https://chihiro.jp/azumino/
(余談ですが、いわさきちひろ(本名松本知弘)さんとは、子供の水彩画に代表される日本の画家、絵本作家さんです。)
こちらにも置いている、中村好文さんデザインのラパン(うさぎ)の子供椅子。
もうすぐ1000脚売れるらしく、1000脚目はを誰かにプレゼントしようと思っているみたいですね♡
ここだけこっそり書きますがもうすぐ3人目が生まれる予定なので3人目に買ってあげようと思ってるのですが僕が買う椅子が1000番目だったら、もうのたうち回って喜びます♡、好文さんこれ見ててください♪(絶対に見ないでしょうけど・・・)
1000人の子供たちにこの椅子が渡ることが大事だとおっしゃってました♪
このアフリカの椅子の構造が面白くてそれをテーブルで実現してみたらしいです。
写真の順番的に見るとこれやったと思うんですけども・・・・うろ覚えですみません・・・💦
合板を使う家具も面白い 合板の机も面白いという事で机などもデザインをして考えるようになったそうです。
これは、ブナの共芯合板で作って、墨を塗ったらしいです。
席が後ろの方だったので写真はズームで撮影してるので・・・・写りが悪い。。。
合板で作る机もありですね♪
今度何か考えてみようかなと思わせて頂きました💖
こちらのテーブルと椅子もデザインされたみたいです。
(こちらは次の日の好文堂でも紹介します~)
フィンランドは子供が生まれたら国からプレゼントがあるらしい。
それに似たことを竹中工務店でやってほしいと言われて考えたもの(宝箱的なもの)ゆりかごになったり宝箱になったり
ゆりかごになったり宝箱になったり、素敵な作品ですよね♪
MOKスクールのOB生、山本さんが最後に質問。
山「中村さんは、よしふみさんと呼んだらいいのかこうぶんさんと呼んだらいいのかどちらですか?」
好「父親は、よしふみと呼んでました(笑)」
本名はは中村好文(よしふみ)さんと読むのですが、吉村順三先生が、こうぶんと呼んでいたらしいです。
少し謎が解けてすっきりした感じでした💖
その後懇親会!
最後に素敵な歌を歌って頂きました♪
タイトルは憶えてないですが・・・・ラジオ体操の替え歌でした(笑)
みんな好文さんと写真撮影をしてもらってたのですが、好文さん男の人が寄っても嫌がられるのでやめておこうと思ったのですが・・・・💦
最後外で横におられたのでついつい撮影💖
やっぱり嫌がられました(笑)
そして次の日は、京都のイオンモールKYOTOで中村好文さんの講演&サイン会。
エクスナレッジの建築知識ビルダーズの編集長、木藤さんに教えて頂き家族に交渉をして一緒に京都に♪
トークショーの前に、京都のギャラリーやなせさんで4/12〜5
12時前に無事到着。
1番乗りと思ったら・・・・💦
香川県の菅組、願化さん(スーパー設計士さん)がおられて思わずパシャリ💖お久しぶりでございました♪
私のお目当てはというと♪
ギャラリーやなせさんのFacebookページでチェックしてた、「まるストゥール」
こちらはここでしか売っていなく現品限り受注不可の商品。
オープンと同時にゲット💖
めちゃうれしい~
前日のMOKスクールで話していた◎LELLABY(ララバイ)
母親が子供に本を読み聞かせるための親子ふたり掛けの椅子。
いわさきちひろさんが、ひとり息子に絵本を読み聞かせる情景をイメージしてデザインしました。by中村好文
息子と座ってみるとおっしゃってた通り、膝を向い合せるように座れる感じです♪
こちらも前日にMOKスクールで見た椅子。
正座した時に楽に座れるような物みたいですね♡
息子が、ラパンを気に入ったみたいで、楢(右)の方にずっと座り、この椅子気に入った~ほしい~って(笑)
3歳児なかなかしっかりとおねだりできるようになったね♡
その後イオンモールKYOTOに移動してエクスナレッジのトークショーに
色々とあって内容は書けませんがギリギリに到着したの残念ながら一番後ろ・・・涙
講演会の内容
昨日のMOKスクールの内容とは全く違い、スライドもなくトークのみ。
今回出版された、湖畔の山荘設計図集のオーナーさんもこられてました。
好文さんがこの本は見つけたら絶対に買った方がいいと言ってた1974年1月のディテールの本。
こちらは宮脇檀先生のディテールがのってる?といってたような・・・・
なんとかどうにか、手に入れるべくネットで探してますが、全然見つからない・・・・
ここはウィキペディアにも書いてない
今まで好文さんが、言ったか言ってないのかはわからないですが、当時吉村事務所に勤めたくて、手紙を何度も何度も出して。
やっと、吉村順三先生一度会ってくれる機会を作ってもらったが、もっと若い設計士の所へ行けと断られたみたいです。
その後、都立品川職業訓練校木工科に入学、木工を勉強されていました。
職業訓練校に行きながらも、また吉村先生に手紙を出してて。
(一度断られてるので、入りたいとかの内容ではなく今は職業訓練校に行ってるとか、今はこんなことをしてます程度の内容を書いて送られてたそうです。)
そんなある日、吉村順三先生から1通の手紙がきたそうです。
「一度逢いませう」⇐(多分そう言ってたと思うんですけど・・・💦)
吉村順三先生に逢うと、次の日からこないかという話になったそうです!
ただ、中村好文さんは職業訓練校に通っていて自分が学校で借りてるカンナなど手道具の癖を取ってからじゃないといけないという事で
1ヶ月借りてたノミやカンナの手入れをして、1カ月後無事吉村事務所に勤めだしたとおっしゃってました。
凄く道具も大事にされる方だなとより好文さんファンに(*´з`)
なので実は職業訓練校は中退らしいです💖
吉村順三先生がお亡くなりになり、独立するか迷った
家具をもう少し習いたいと思い、イタリアのボローニャにおられた高濱 和秀さんの所に行ったそうです。
(ボローニャはブーツの形のふくらはぎ部分と言ってました♪)
高濱さんは清家清さんのもとで家具を担当していた方みたいです。
1年ぐらいいてた?その後、レミングハウスを設立されてそうですね。
家具の話が面白くて、自分の設計した家のテーブルがない。
そんな感じでテーブルをデザインするようになったそうです。
その後、椅子も作るようになり、キッチンも作るように♪
昔は、それこそ風呂場の修繕とかもやってたみたいです(‘Д’)
1987年三谷さんの家で、建築家の登竜門と言われる吉岡賞を受賞。(吉岡賞とは:建築雑誌『新建築住宅特集』の新人賞として、住宅作品を通して建築設計の新たな展開に大きな可能性を感じさせる新人の奨励のために、その作品の設計者を表彰する賞である。名称の由来は、『新建築』の創刊者である吉岡保五郎の名である。)
この三谷さんという方は、三谷龍二さんという木工作家さん。
その10年後三谷龍二さんが一人暮らしするための小屋が完成。
「中村好文 普通の住宅、普通の別荘」の本に書いてますがMitani Hutがその建物です。
全て素敵なのですが、真鍮の手で磨かれたドアノブの質感、扉の雰囲気。
古びた時に美しくなる素材でできていると書いてありずっと探してました。
多分あってると思いますが、やっと見つけて自分の事務所のドアノブにしたのはもうかれこれ4年前かな💖
まだかっこよく風化してくれません(笑)
ちなみにこのドアノブは堀商店のZAR5って商品です♪(間違ってたらすみません・・・・)
吉岡賞を受賞されてからはお仕事が増えていったとおっっしゃってました。
中村好文さんは、白井晟一先生の図面集が凄く勉強になったと言ってました。
鉛筆9Hで書いていて、めちゃくちゃ精度のいい手書き図面だったそうです。
ネットで調べてみたら・・・・💦
これはもはや写真に近いレベル・・・・素晴らしいですね。
吉村先生の自邸の図面は衝撃的だった
障子の外に雨戸がある。
雨戸が閉まってると留守屋にに見える
当時スタイロフォームはない
浴室は冷える
ビール瓶を敷き並べて空気層を作ってお風呂のタイルの下の断熱がわりにしてた
小屋裏からも藁が出てきたのでそれで断熱がわりにしてた
粉が入ってた
それは殺虫剤がわり
トイレの壁には砂利を詰めてた(遮音用に)
断片的なメモばかりしてたけど、吉村順三先生の自邸のお話も面白かった♪
あとは、アントニンレーモンド先生のディティール本もよく見てたそうです。
こちらは最近復刻版が出てきたみたいですね♪
アルミサッシが出てきてから、木製サッシを作らなくなってきてみんなディティールのセンスがなくなってきてると。
好文さんも、白井晟一先生のディテールの本を見たり、アントニンレーモンド先生の本を見て習ったので自分も出してもいいかなと思ったそうです。
今回まだ全部本は読み終わってませんが、ホントめちゃくちゃ細かく詳細までかかれてて・・・・最高に1冊です♪
最後終わってサイン会
最初に書いた通り、ギリギリの参加だったので一番後ろの席でした・・・。
なのでどうせサインも最
3番目にサインして頂くことが出来ました♪
ちゃんとサイン入りです💖
そして・・・ギャラリーやなせさんで購入させて頂いた1点物の「まるストゥール」
ちゃっかりこちらも現地に持っていってサイン頂きました💖
めちゃうれしい(*´з`)
座面は、ミナペルホネン(皆川明さんデザイン)の張り生地を張っております♪
これで40脚となった僕のコレクションの椅子たち💖
こちらも大事に、大事に座っていきます♪
最後に中村好文さんとは
中村 好文(なかむら よしふみ、1948年 – )は日本の建築家[1]。
日本大学生産工学部建築工学科居住空間デザインコース教授[2]。
多摩美術大学美術学部環境デザイン学科客員教授
千葉県九十九里町出身。武蔵野美術大学建築学科卒業[1]。
卒業制作では宇宙船内の無重力下を想定した住宅を設計するも評価は得られなかった[2]。
小さな設計事務所に勤務するも数年で退職し、その後、都立品川職業訓練校木工科にて家具製作を学んだ[1]。
1976年から1980年まで吉村順三設計事務所に勤務し、吉村の家具製作のアシスタントを務めた[2]。
1981年に独立して設計事務所を設立し、住宅建築を中心に活動し家具製作も行っている[1]。
1993年に「一連の住宅作品」で第18回吉田五十八賞特別賞を受賞[1]。
伊丹十三のエッセイが好きで、2007年に開館した伊丹十三記念館の設計を担当している[4]。
様々な建物を紹介するエッセイストとしても知られており[5]、建築家としての活動のみならず執筆活動も20年にわたって継続的に行っている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋
2013年に伊丹十三記念館も行ってるけどそれはまたいつか書くかな。
おしまい。