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マンションのカビ・結露の問題と対策

2017.1.27カテゴリ|マンションのカビ結露対策,マンションのカビ・結露の問題と対策


マンションの外壁面のカビ。(尼崎F様邸)

今回は木のマンションリノベーションの相談でよくされることを書いてみたいと思います。
マンションリノベーション(マンションリフォーム)の中で皆さんがよく悩んでおられるのが、結露とカビなんです。

上記の写真のように壁面(特に北面)のクロスに結露が発生し、壁紙がはがれカビが生えてる物件が

築20年以上の物件によく見られます。

なぜこのような事が起こるのか?

 

それは、マンション自体の断熱不足の為なんです。

これは、住んでいる方がどうする事も出来ずリフォームやリノベーションの時に

断熱改修までやってしまわないと同じ事の繰り返しになっていきます。

 

 

 

特に外壁面にタンスや、ベッドなどをくっつけているとこういった事になってる物件が多いです。

 

そして、もう一つが、窓の結露です。

私も学生時代住んでいた、賃貸住宅の北側窓下にベッドを置いて寝ていました。

その北の窓はいつも結露でびちょびちょ。

押入れに入れる、湿気を取る⇓こんなのをいつも窓台の上に置きカーテンを閉めて置いてました。

(写真はイメージ図です)

 

 

 

なぜ窓は結露するのか?

マンション外壁面通路側のカビ(東淀川区 M様邸)

 
結露は、空気中の水蒸気が水になる事でおきます。
簡単に言うと、ガラスコップに氷を入れてると表面に水滴が付くイメージで想像してもらえるとわかりやすいですね。

冬は、加湿器など水蒸気が発生するものがたくさんあります。
もちろん人間からも沢山出ています。

マンションはコンクリートでできているので、昔の木造住宅と違い隙間も少なく結露しやすい環境にあるんです。

 

 

湿度が高くなる状態が続くことで、カビが発生しやすくなる。
そして、先ほど書いたベッドと壁の間やタンスの裏など風が通りにくい場所に特にカビが発生しやすくなるんです。

 

それでは、どうすればカビが生えにくくなるのか?

築20年以上の物件を見ていると、外壁面のコンクリート躯体部分は無断熱の物件が多くそのコンクリートが
外気で冷やされて冷たくなります。
そこを解消してしまえば結露はしにくくなり、カビも生えにくくなるんです。

壁面の対策としましては、断熱材(上記のような固形のスタイロフォームなど)を入れる事で解消されます。

しかし、スタイロなどにも等級がありなんでも入れればいいと言う事ではありません。

熱伝導率が違うのでそこらへんも気を付けて確認してください。

     例えばですが
      ダウ加工のスタイロフォームでいうと
      1種b・2種b・3種bという商品があります。
      1種bの熱伝導率は0.036W/m/K
      2種bの熱伝導率は0.034W/m/K
      3種bの熱伝導率は0.028W/m/K
      になります。

      上記の数値を使って、熱抵抗値(R値)を計算します。
      熱抵抗値とは、部位の熱の通りづらさを表す数値です。
      単位は(㎡K/W)
      熱抵抗値は、大きいほど熱が通りづらいのです。
      同じ材料でもその厚さが変われば、熱の通りづらさは変わります。
      たとえば、同じ断熱材でも厚さが厚くなれば、その分断熱性能は高まります。

      計算式としては
      [熱抵抗値] = [厚さ] ÷ [熱伝導率]
      になります。
      厚みを25mmのスタイロフォームとして。

      これで計算してみますと、

      先ほどの1種bの熱伝導率は0.036W/m/K
      熱抵抗=0.025m÷0.036W/m/K=0.69㎡K/W

      引き続き2種bの熱伝導率は0.034W/m/K
      熱抵抗=0.025m÷0.034W/m/K=0.73㎡K/W

      引き続き3種bの熱伝導率は0.028W/m/K
      熱抵抗=0.025m÷0.028W/m/K=0.89㎡K/W

      同じスタイロでも、熱伝導率によって熱抵抗が違い、断熱性能も変わってきます。

      したがって、熱抵抗値の数値が大きいほど、その部位の断熱性能は高くなるんで
      す。
      (上記での例でいくと、3種bが一番いいと言う事です。)

      同じ断熱材を用いる場合、厚く施工した方が熱抵抗は大きくなりますし、同じ厚さ
      でも熱伝導率の小さい材料を用いた方が熱抵抗は大きな値となります。

 

 

そして、コンクリートの躯体面と断熱材は隙間なくぴっちりと貼り付け
躯体面と断熱材の間に隙間を設けないようにしないといけません。

 

 

まずは貼り付ける、断熱材の裏にスタイロ用のボンドを塗ります。

(ちなみに、⇓ 弊社はコニシのG2002を使用しています。)

 

ここは天井面ですが、張り付けたい部分の下地に同じボンドを塗ります。

 

 

 

お互いに塗ったら、オープンタイム(少し乾かして)貼り付けます。

 

 

張り付けたスタイロの隙間が少しはあるので、手吹きのウレタンスプレーで処理します。

 

 

目に見えない部分ですが、こういった細かい所が結果として変わってくると思っています。

これで外部に面するコンクリート躯体面の断熱はばっちりです。

 

あとは窓についてです。

壁と同じで、窓も温度を下げないようにしないといけません。
既存の窓は、アルミサッシで熱伝導率が良い(と言う事は熱が伝わりやすく結露しやすい)

弊社がお勧めしているのは、既存のアルミサッシの内側に樹脂製内窓を設置する、2重窓です。

これをすることで、窓の結露もかなり解消されますし音の遮音にもなります。

 

もちろん家のデザインも重要ですが、目に見えない断熱などは特に弊社は重要だと考えております。
いくらおしゃれなお家が出来ても、住み心地が悪く快適でないお家では、リフォームをした意味がないと考えております。

性能のいいキッチンやグレードの高いお風呂などを入れるよりも、私たちは断熱改修をすることをお伝えしお勧めしてます。

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